クリスマスの光り輝くシャンゼリゼ通りと「エトワールの凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)」- パリ旅行
「エトワールの凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)」は、オーステルリッツの戦いの勝利を称えるため、ナポレオンの命を受け、1806年に着工、1836年に完成。
ローマの「コンスタンティヌスの凱旋門」をモデルとしています。
2014〜2015年年越しヨーロッパ旅行(18泊21日+おまけ)シリーズ
今回は「エトワールの凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)」です。
単純に、パリといえば、凱旋門ということで。。
クリスマスの日に「シャンゼリゼ通り(L'Avenue des Champs-Élysées)」を通り
シャルル・ド・ゴール・エトワール広場に立つエトワール凱旋門にいきました。
※凱旋門の屋上は別の日の12月28日に登りました。
注意!
凱旋門の屋上に登る螺旋階段は、鉄板の床でとても滑りやすいのでご注意ください!!
クリスマス日のシャンゼリゼ通りはキラキラ輝いています。
人もいっぱいでした。
「地下道」を通って凱旋門へ
凱旋門の周辺は信号機のない車専用の道路(ラウンドアバウト)なので、少し手前にある「地下道」を使って凱旋門の真下に行きます。
凱旋門の下までなら無料ですが、凱旋門の上に登るとなると有料(今回はパリ・ミュージアム・パス使用)です。
想像以上に行列もなく入れました。
高さ50m、幅45m、奥行き22m
巨大すぎて、一度に全貌が分かり難いです。。
凱旋門は中央と左右のアーチ、3つのアーチ構造。
正面の彫刻も本当に迫力があります。
左の光は月です。
右側の彫刻は「フランソワ・リュード(Francois Rud)」の作品「マルセイエーズ(La Marseillaise)」。
1792年の義勇軍の出陣の様子を表現しています。
一番上で左手を揚げ、口を開けているのが「勝利の女神 ニケ(Nike)」です。
中の展示室では「ニケ(Nike)」のレプリカを観ることができます。
ナポレオン(中央)が女神から月桂冠を授かっています。
中央奥には期間限定のコンコルド広場の大観覧車が見えます。
天井にはバラの彫刻が施してあります。
中央のアーチの柱には、フランスが勝利した戦いの名前が刻まれています。
凱旋門|追悼の炎
ここには第一次世界大戦の無名戦士の墓があります。
1923年11月11日以来、毎日18:30から「追悼の炎」が点火されます。
ちょうどこの時間にアーチの下にいたので、見学しました。
左右のアーチの壁には、ナポレオン1世時代(1804〜1814)やフランス革命(1789〜1799)の将軍等、総勢660名の氏名が刻まれており、下線は戦死した方を示しています。
凱旋門|構造
http://www.paris-arc-de-triomphe.fr/en/ より出典。
1:中2階
2・3:アッティカの間
4:展望台
※上りと下りの螺旋階段は別です。
右側のアーチの下にある「チケット売り場兼受付」を通り、凱旋門の上にむかいました。
ガイドブックによると、凱旋門の階段は284段(中2階まで)あるとか。。
足元注意
ここの螺旋階段は床面に鉄板が貼ってあるので、非常に滑りやすく、少し怖いです。
階段の手すりを触ると鉄臭くなるのでこの時期は手袋が重宝します。
階段の手すりを触ると鉄臭くなるのでこの時期は手袋が重宝します。
展示室とミュージアムショップがあります。
ここで一息、右側には凱旋門のミニチュアがありました。
凱旋門|勝利の女神ニケのレプリカ
展示されている彫刻は凱旋門正面右側にある「1792年の義勇兵の出陣(Le Depart, 1792.=La Marseillaise)」の「勝利の女神 ニケ(Nike)」のレプリカです。
先程は、遠目にみたのでわからなかったのですが、険しい顔ですし。。。
間近でみるとかなり迫力があります。
このあと数段また階段をのぼります。
凱旋門|展望台からの眺め
正面がシャンゼリゼ通り(L'Avenue des Champs-Élysées)です。
凱旋門からは12本の道路が放射状に伸びていますが
やはりシャンゼリゼ通りが一番車も多く、華やかな通りです。
放射線状に伸びた道路が本当に星(エトワール)形のようです。
シャンゼリゼ通り(L'Avenue des Champs-Élysées)
右の青色は グラン・パレ(Grand Palais)の屋根です。
地上50mからの眺めですが、ビルが立ち並ぶ日本とは違い、遠くまで見渡せます。
屋上は思いの外暗く、足元が見えづらいので、歩行の際は段差などに要注意です。
様々な時代の軍服の展示。
帰りは下り専用の螺旋階段があります。
帰りの螺旋階段も、足元が滑る人が多く、慎重に降りました。
セーヌ川に架かる橋の上の渋滞中のタクシーの中からみた、エッフェル塔と三日月の共演が本当に綺麗でした。
携帯電話で写真を撮っていると「本当に三日月の形が綺麗だねー」といいながら、タクシーの運転手さんも自分の携帯電話で撮影に参加。
これをきっかけに、車内では話がはずんで、気が付くと、運転手さんの大切な息子さんの写真まで見せてもらいました。
※運転手さんに尋ねると、橋の辺りでの渋滞は珍しいとのことでした。
翌朝は、聖ジュヌヴィエーヴ(パリの守護聖女)の丘にあり、偉人たちを祀る霊廟「 パンティオン(Panthéon de Paris)」に向かいました。
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2014年12月
エトワールの凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)
Web: | http://www.paris-arc-de-triomphe.fr/en/ |
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メモ: | 日本語ガイド:上記サイトの「GUIDE BOOKLET」を選択すると、日本語のガイド(PDF)がダウンロードできます。 |
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