ユトリロも描いた、周歩廊の柱が印象的な「サン・セヴラン教会(Paroisse de Saint-Séverin)」- パリ旅行
カルチェ・ラタンからシテ島までの散歩をしている時に、偶然この「サン・セヴラン教会(Paroisse de Saint-Séverin)」を見つけて入ってみました。
2014〜2015年年越しヨーロッパ旅行(18泊21日+おまけ)シリーズ
今回は「サン・セヴラン教会(Paroisse de Saint-Séverin) 」です。
画家ユトリロによって描かれている教会のようです。
正面はこんな感じですが、教会側面はフライングバットレスやカーゴイルそしてピナクルが沢山あり賑やかです。
バラ窓などの飾りは炎の形をした「フランボアイヤン様式」
鐘楼の鐘の中には1421年(パリ最古)のものがあるようです。
入口のポルタイユはシテ島にあった教会、St-Pierre-aux-boeufsより移築。
建物は11世紀にはロマネスク様式だったものが、1448年の建物の4分の3を消失する大火災や度重なる工事によりゴシック様式として再建・拡張され、1684年にはヴェルサイユ宮殿の装飾家シャルル・ルブランにより内装の改装が行われています。
観光客は殆ど見かけませんでした。
とても静かでゆっくりできます。
主祭壇の上のステンドグラスは14世紀後半から15世紀に完成。
シンプルな印象を持ちました。
上下でステンドグラスが全く違うのがここからだとよくわかります。
写真はないのですが
残念ながらパイプオルガンがバラ窓を隠してしまっていました。
この教会は、ポンピドゥー・センター(Centre Georges-Pompidou )の近くにある
サン・メリ教会(Église Saint-Merri) と同様に「白鳥」で有名な「シャルル・カミーユ・サン=サーンス(Charles Camille Saint-Saëns)」がオルガニストを務めていたようです(1853年)。
柱頭の彫刻は15世紀のもの。
周歩廊の柱は、この教会の特徴のひとつ「やしの木立」とも言われるとおり
木々のようです。
抽象的な絵柄のステンドグラスは、1970年にJean Bazaineによって作成。
静かな教会内部とは違い、通りには観光客など人が沢山いました。
右側にはサン・セヴラン教会(Paroisse de Saint-Séverin)のカーゴイルが顔を出しています。
パリで一番短い橋「プティ・ポン(Petit Pont)」を通り、シテ島に渡りました。
この後、パリの「ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)」の聖堂内に向かいました。
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2014年12月
サン・セヴラン教会(Paroisse de Saint-Séverin)
Web: | http://www.saint-severin.com/ |
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