長〜い行列の後に「サント・シャペル (Sainte chapelle)」でパリ最古のステンドグラスを鑑賞 - パリ旅行
「サント・シャペル(Sainte chapelle)」は、「聖なる礼拝堂」という意味をもつ1248年建設のゴシック建築の教会です。
パリ最古のステンドグラスで知られるこの教会は、聖王ルイ=ルイ9世(Louis IX)が巨費を投じて手に入れたキリスト受難の聖遺物、荊冠と十字架の破片(現在はパリのノートル=ダム大聖堂所蔵)を祀るために造られました。
2014〜2015年年越しヨーロッパ旅行(18泊21日+おまけ)シリーズ
今回は「サント・シャペル(Sainte chapelle)」です。
教会に入るにはちょっと手間がかかりますが
その手間を我慢してでも、観る価値はあります。
パリ1区シテ島にあり、島の3分の1を占める建物です。
目的地はここではなく、この行列の先(サント・シャペル)です。
サント・シャペル(Sainte chapelle)へ入るための行列
サント・シャペルは、コンシェルジュリーと共に最高裁判所の敷地内にあるため、一旦裁判所の建物に入り中庭から教会に入場します。
ここではミュージアムパスを持っていても関係なく、最高裁判所の敷地内に入るための手荷物検査の列と一緒に並ぶ必要があります。
しかし金箔の鉄柵が凄いです。
ここはいつも早朝から行列だと聞いていたので、覚悟の上、結局1時間弱待ちました。
しかしながら、後ろに並んでいたフランス人のおばさんは
最初「ここはサント・シャペルに入るための列なの?」と聞いてきて
暫くすると待ちきれず「さようなら〜」と言って立ち去って行きました。
サント・シャペル(Sainte chapelle)|1階
ここは当時、召使専用の礼拝堂でした。
1階部分も天井やステンドグラスなど十分素敵です。。
左手にはお土産屋さんがあり、2階の礼拝堂には左手前の螺旋階段で登ります。
サント・シャペル(Sainte chapelle)|2階
2階に登ると、壁一面
見上げても、なお遥かに高いステンドグラスに圧倒されます。
ここは当時、王とその家族専用の礼拝堂でした。
これだけでも綺羅びやかです。
キリスト受難に関する22の聖人の遺物が保存されていました。
柱頭はそれぞれ違う葉の模様になっています。
みんな見上げています。
周囲には椅子もあり、座って眺めると時間を忘れてゆっくりと見学できます。
窓の支柱が細く
窓は高さ15.5m、総面積600㎡あるので
まるで巨大な「鳥かご」の中にいるようです。
この部分を後で外から見上げましたが
内側の支柱が細い分、外側に出ている柱が沢山ありました。
残念ながら2階西側のバラ窓は現在修復工事中でした。
バラ窓は15世紀のものでヨハネの黙示録が描かれています。
礼拝堂内には、12使徒の彫刻があります。
窓辺は少し埃っぽい感じ。。。
15のガラス窓には、創世記からキリストの復活までの1,113の場面が描かれています。
うち14のガラス窓には聖書のエピソードが描かれており
左→右、下→上方向へ観るようです。
2階入口には日本語の「ステンドグラスの詳細な説明書」(要返還)と
1階入口には日本語のパンフレットが置いてありました。
このあと、カフェで一休みして行列の疲れを癒やし、「新しい橋」という名のパリに現存する最古の橋「ポンヌフ(Pont Neuf)」に向かいました。
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2014年12月
サント・シャペル (Sainte chapelle)
Web: | http://sainte-chapelle.monuments-nationaux.fr/ |
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