聖ジュヌヴィエーヴの丘に建ち、偉人たちを祀る霊廟「パンティオン(Panthéon de Paris)」- パリ旅行
パリの「パンティオン(Panthéon de Paris)」は、聖ジュヌヴィエーヴ(パリの守護聖女)の丘にあり、18世紀後半には教会として、現在は偉人たちを祀る霊廟として使用されています。
残念ながら、現在ドームは修繕工事中です。
パンティオンへは、 「パリ・ミュージアム・パス」を購入して見学しました。
2014〜2015年年越しヨーロッパ旅行(18泊21日+おまけ)シリーズ
今回は「パンティオン(Panthéon de Paris)」です。
クリスマスシーズン|ミュージアム・パス購入
パリのクリスマスシーズンは、美術館等休館の場合があるので
今回は、ミュージアムパス(4日間)をパリ滞在3日目にして購入しました。
購入場所は色々考えた結果。
チケット売り場で行列ができていなさそうな場所ここ「パンティオン」です。
モンパルナス大通から「サン・ジャック通り(Rue Saint-Jacques)」を歩き、パンティオンを目指しました。
途中にある教会「ヴァル・ド・グラース教会(Église du Val-de-Grâce)」も十分個性があります。
「ヴァル・ド・グラース教会(Église du Val-de-Grâce)」は、ルイ13世の妻の「アンヌ・ドートリッシュ(la reine Anne d'Autriche)」が聖母マリアに捧げるため建設させたバロック様式の教会です。
1624年〜1669年にバロック建築の第一人者「フランソワ・マンサール(François Mansart)」により建設。
写真では見えませんが、後に綺麗なドームがあります。
また、手前には入りづらさを助長するような高い鉄柵があります。
裏手にはフランス陸軍病院があるようです。
ヴァル・ド・グラース教会(Église du Val-de-Grâce)
Web:http://www.valdegrace.org/
Web:http://www.valdegrace.org/
左側のみに鐘塔を持つ教会。
パリ、「サン・ジャック塔(la Tour Saint-Jacques)」から始まるサンティアゴ・デ・コンポステーラの最初の休憩地。
この通り、サン・ジャック通り(Rue Saint-Jacques)は、古代都市の時代、ローマ帝国時代は主要道路として、その後は巡礼路として様々な人が行き交った通りです。
サンジャック・デュ・オー・パ教会(Église Saint-Jacques-du-Haut-Pas)
Web:http://www.saintjacquesduhautpas.com/
Web:http://www.saintjacquesduhautpas.com/
パンティオン(Panthéon de Paris)
パンティオンの前のツリーが一列に並んでいました。
ツリーが1つでないのもありだと思いました。
左の細長い建物は、1階が書庫で、2階のメインホールが必見!!の
サント・ジュヌヴィエーヴ図書館(Bibliotheque Sainte-Genevieve)です。
よく「世界で●●な図書館」的な本に掲載されています。
サント・ジュヌヴィエーヴ図書館(Bibliotheque Sainte-Genevieve)
Web:http://www-bsg.univ-paris1.fr/
Web:http://www-bsg.univ-paris1.fr/
後ろを振り返ると遠くにエッフェル塔が見えます。
さすがにローマのアグリッパのパンティオンと比べると綺麗過ぎて
古いもの好きにはちょっと残念な感じがしますが
巨大な建物です。
パンティオン(Panthéon de Paris)の係の方で、日本文化が好きで日本語が堪能なフランス人の方がいらっしゃいました。
パリで日本人以外の方と日本語で話すのは今回が初めてでした。
入口の近くには日本語のガイド冊子もありました。
地球が自転していることの証明に、1851年に公開実験が行われた「フーコの振り子」は、現在ドームの工事中のため設置してありませんでした。
通常「フーコの振り子」が設置してあり、立ち入りできない場所がこの辺りです。
※2015年9月現在、「フーコの振り子」は設置されたようです。
日本に帰ってから調べてみると、日本国内にも各地に「フーコの振り子」が設置されているらしいです。
この右手奥に地下に続く階段があります。
地下に降りる途中の階にトイレがあります。
左 →Groupe Le Vengeur commémorant la bataille du 13 prairial an IIの彫刻
Ernest Dubois
1908年
中央→国民公会(Convention nationale)の彫刻
François-Léon Sicard
1920年
後陣→Ernest Hébertのモザイク
Ernest Dubois
1908年
中央→国民公会(Convention nationale)の彫刻
François-Léon Sicard
1920年
後陣→Ernest Hébertのモザイク
かなり、かなり余談ですが
この辺りを見上げた時、ふと日本のカレーライスが食べたくなりました。
頭の中はカレーライスでいっぱい!!
素敵な彫刻があるのに。。。
パンティオン内は他にも彫刻が沢山ありました。
フランスの革命を表現した彫刻のようです。
パンティオン内にはフレスコ画もあり
ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの傑作と言われる「パリの街を見守る聖ジュヌヴィエーヴ」は必見のようです。
もともとこの丘が「聖ジュヌヴィエーヴの丘」と言われるようになった由来の女性の絵です。※他に気を取られて、探せなかったのですが。。
地下拝廊
周りに人がいないと、少し心もとない雰囲気の通路でした。
地下には偉人たちが埋葬されており、各所に説明があります。
有名な偉人さんのところには人だかりもありました。
ヴィクトル・ユーゴーさん
エミール・ゾラさん
ジャン=ジャック・ルソーさん
その他キュリー夫人などの偉人がいらっしゃるようです。
ついでにこちらもお勧め「サン・テティエンヌ・デュ・モン教会」
パンティオンの裏手には、存在感のある後期ルネサンスの教会「サン・テティエンヌ・デュ・モン教会(Eglise Saint Etienne du Mont)」があります。
こちらも必見です。
サン・テティエンヌ・デュ・モン教会(Eglise Saint Etienne du Mont)
HAPPY TRAVELER: 映画「ミッドナイト・イン・パリ」の舞台「サン・テティエンヌ・デュ・モン教会(Eglise Saint Etienne du Mont)」 - パリ旅行
この後、学生の街カルチェ・ラタンへ向かい「Le Latin Saint Germain」でお昼ごはんを食べました。
【 Next 】Le Latin Saint Germainに続く
HAPPY TRAVELER: ソルボンヌ大学近くのご近所さんが集うレストラン「Le Latin Saint Germain 」- パリ旅行
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2014年12月
パンティオン(Panthéon de Paris)
Web: | http://pantheon.monuments-nationaux.fr/en/ |
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