様々な時代の重厚な建物が残る「アレクサンドル通り(Alekusanterinkatu)」の散歩 - ヘルシンキ旅行
「アレクサンドル通り(Alekusanterinkatu)」は、様々な時代の重厚な建物があり、通りを歩く際、ずっと見上げてしまいます。
ロシアの皇帝アレクサンドル1世を称えて、1835年に名付けられた通りです。
Vappuでピクニック・タリンで世界遺産の旧市街散策シリーズ
今回は「アレクサンドル通り(Alekusanterinkatu)」 です。
1.アレクサンドル通り(Alekusanterinkatu)
中央はトラムが走っており、両脇の歩道は、広々として歩きやすい通りです。
※撮影した本日はお祭り「バップ(Vappu)」のため、よい大人も皆、学生帽を被っています。
1-1.Yhdyspankki
1898年「グスタフ・ニューストロム(Gustaf Nyström)」設計。
フィンランド最初の商業銀行「Yhdyspankki(Union Bank of Finland)」の建物。
現在は「Nordeabank」のロゴがついています。
グスタフ・ニューストロム(Gustaf Nyström)の作品
オールド・マーケットホール(Vanha Kauppahalli)
ヘルシンキ議員ホール(säätytalo)
旧税関兼倉庫(Tulli ja Pakkahuone)
Yhdyspankki
オールド・マーケットホール(Vanha Kauppahalli)
ヘルシンキ議員ホール(säätytalo)
旧税関兼倉庫(Tulli ja Pakkahuone)
Yhdyspankki
ドアの彫刻も、見応えあります。
こちらも、「バップ(Vappu)」バージョンのようです。
右手前の比較的新しく見える建物は、Veikko Leisténの設計(1952年)。
建物側面のレリーフは「消費者の家族(Kuluttaja Perhe)」という題名で
「Aimo Tukiainen」による作品(1950年)。
1-2.ポホヨラ(Pohjola)
雰囲気が「フィンランド国立博物館(Suomen Kansallismuseo)」に似ています。
フィンランド国立博物館(Suomen Kansallismuseo)
HAPPY TRAVELER: ヘルシンキ市内を南北に走る「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)」の散歩 - ヘルシンキ旅行
1901年フィンランド人建築家「サーリネン(Gesellius Lindgren Saarinen)」による設計。
火災保険会社のビルで、ファサードは、フィンランドの自然や神話をモチーフとしています。
「ポホヨラ」は、フィンランド神話に登場する伝説の地名です。
上部には、フィンランドでは熊は神聖な動物とされる熊がいます。
彫刻の大半は「ヒルダ・フロディン(Hilda Flodin)」によるもの。
みんな、壁の彫刻に釘付けです。
頭上は気付きにくいかもしれませんが。。
それにしても、すごい顔をしています。
1-3.ルンドクヴィストビル(Lundqvistin liiketalo)
1900年Selim A. Lindqvist設計。
鉄筋とコンクリート構造。
現在は「Aleksi13」というお店がはいっています。
Aleksi13
Web:http://www.aleksi13.fi/
Web:http://www.aleksi13.fi/
青空にモザイク画がよく映えます。
右上の黒丸は、通りの両脇にある建物からワイアーで張ってある街灯です。
ファサードは赤タイルと花崗岩で、左右に半裸女性のブロンズ製の彫刻があります。
1900年、フィンランド人彫刻家の「Robert Konstantin Stigell」の作品。
右)「スピニング(Kehruu)」右手には、羊毛の固まりを持っています。
女神アルテミスを表現しているとか。
狩猟用の槍とロープを持ち、こちらは女神アテネを表現。
「アレクサンドル通り(Alekusanterinkatu)」では、上ばかり眺めてしまいます。
ひと休み。
1892年 フィンランド人の建築家K.A.Wrede設計。
4人の男性が、頭と片手で支えているパターンです。
ヘルシンキでは、女性バージョンのカリアティード(女像柱)よりも
こちらの男性バージョン「アトランテス(atlantes)」を多く見かけました。
1-4.ワールド・トレード・センター・ヘルシンキ
1929年建造
P.E. Blomstedt設計。
元は銀行の建物。
改装され、1995年に現在の「ワールド・トレード・センター・ヘルシンキ」として利用されているようです。
1-5.ヘルシンキで最も古い建物のひとつ「Domus Litonii」
1846年「Gustaf Leander」設計。
ヘルシンキで最も古い建物のひとつ。
右側は「marimekko」のお店です。
白い家の壁に「Domus Litonii」と名前が記載されています。
1-6.ストックマン百貨店(Stockmann)
1930年フィンランド人建築家「Sigurd Frosterus」設計。
1-7.3人の鍛冶屋(Kolme seppää)
アレクサンドル通りの西端に、この目立つ銅像があります。
現在はこんなに平和な風景ですが、彫刻の台座には1944年2月のヘルシンキ大空襲の際の弾痕があります。
目の前の通りが、ヘルシンキ市内を南北に走る「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)」です。
通り沿いには「トーロ湾(Töölönlahti)」を見下ろす「ハカサルメン公園(Hakasalmenpuisto)」もあります。
マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)
HAPPY TRAVELER: ヘルシンキ市内を南北に走る「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)」の散歩 - ヘルシンキ旅行
この後は、海風が心地よい「ヘルシンキ市庁舎(Helsingin kaupunki)と周辺を散歩」しました。
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2015年5月