ヘルシンキ市内を南北に走る「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)」の散歩 - ヘルシンキ旅行
「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)」は、ヘルシンキ市内を南北に走る通りです。
今回「シベリウス公園(Sibeliuksen puisto)」の帰りに「トーロ湾(Töölönlahti)」を見渡す「ハカサルメン公園(Hakasalmenpuisto)」から「スウェーデン劇場(Ruotsalainen teatteli)」まで歩いてみました。
Vappuでピクニック・タリンで世界遺産の旧市街散策シリーズ
今回は「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)の散歩」 です。
1.エスペリア遊歩道(Hesperian esplanadi)
遊歩道を歩くと、ほんの少し地元の人達の生活が垣間見れるようでした。
1-1.エスペリア遊歩道(Hesperian esplanadi)
フィンランド人彫刻家「Veikko Myller」による(1994制作)オブジェ。
「リスト・リュティ(Risto Rytin)」さんとは、弁護士出身の元フィンランド銀行総裁、そして元大統領です。
2.マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)
大通りに出ました。、本来ならば右折してヘルシンキ中心部に向かうのですが。
木々の先に「トーロ湾(Töölönlahti)」と「ハカサルメン公園(Hakasalmenpuisto)」が見えたので「なんか良さそう!!」といつものように無計画、本能のまま行ってみました。
3.ハカサルメン公園(Hakasalmenpuisto)
こちらは湾に面しているため、先程のシベリウス公園より風も少なく穏やかな雰囲気です。
落ち着きます。
偶然入ったのに、本当に綺麗な公園なのでどんどん中に入ってみると
3-1.トーロ湾(Töölönlahti)
湾の先には、グレーの花崗岩が特徴的な「カッリオ教会(kallion kirkko)」、カッリオ地区そして「ハカニエミ マーケット広場(Hakaniemen Kauppahalli)」付近が見えました。
こちらの公園にも、岩場を発見(高い場所があると必ず登りたくなる性分なので)
結構急な傾斜ですが、早速登ってみました。
左に座っている人は、一人で本を読んでいました。
こんな景色のところで、読書できるなんて幸せですよね。
そこに、後でやってきた右の2人が相席中。
日本より、人との距離が近いなーと思います。
街中にこんな素敵な景色を見ながらくつろげる場所があるのは、本当に羨ましいです。
4.フィンランディア・ホール(Finlandia-talo)
岩場を降りると白い巨大な建物が。
とりあえず、小道があるので近づいてみました。
「フィンランディア・ホール(Finlandia-talo)」は、「アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)」が晩年に設計、1975年完成のフィンランドを代表する建物の1つ。
今回は「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)」側から外観のみの見学です。
※「トーロ湾(Töölönlahti)」側からみると、また印象が違うようです。
アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)の作品
・アカデミア書店(Akateeminen Kirjakauppa)
・フィンランディア・ホール(Finlandia-talo)
・Enson talo
・アカデミア書店(Akateeminen Kirjakauppa)
・フィンランディア・ホール(Finlandia-talo)
・Enson talo
青空に(雲はありますが)大理石の白色が映えて印象的な建物です。
柱にも同じ石が使用されているようです。
直線。。
少し高い位置から眺める
本来の入口を、出口として使用しました。
大理石の白色を背景に、同色の文字を重ねているのはシンプルで美しいと思いました。
「フィンランディア・ホール(Finlandia-talo)」が、コンサートホール兼会議場の複合施設のためか、「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)」沿いには、沢山の掲揚台がありました。
そしてこの反対側に出現したのが
5.フィンランド国立博物館(Suomen Kansallismuseo)
有名な3人の建築家ゲセリウス、リンドグレン、サーリネンによって設計、1910年に完成(2000年改修)した博物館。
こちらは「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)」沿いからの眺め。
石造りの尖塔があり、まるで教会の様です。
先程見たばかりの「フィンランディア・ホール(Finlandia-talo)」のシンプルさとは違って、こちらは、全盛期のナショナル・ロマンティシズ様式。
フィンランド国立博物館(Suomen Kansallismuseo)
Web:http://www.kansallismuseo.fi/
Web:http://www.kansallismuseo.fi/
入口は左の階段を登ったところにあります。
フィンランド人の彫刻家「エミール・ウィクストレーム(Emil Wikström)」による制作(1910年)。
エミール・ウィクストレーム(Emil Wikström)の作品
・エリアス・リョンロット(Elias Lönnrot (muistomerkki))
・ヘルシンキ中央駅のランプを持った石像(Lyhdynkantajat)
・フィンランド銀行前のスネルマン(Johan Vilhelm Snellman)像
・フィンランド国立博物館(Suomen kansallismuseo)の熊
・ヘルシンキ議員ホール(säätytalo)
・エリアス・リョンロット(Elias Lönnrot (muistomerkki))
・ヘルシンキ中央駅のランプを持った石像(Lyhdynkantajat)
・フィンランド銀行前のスネルマン(Johan Vilhelm Snellman)像
・フィンランド国立博物館(Suomen kansallismuseo)の熊
・ヘルシンキ議員ホール(säätytalo)
その他には、オオカミ、うさぎ、フクロウ等のレリーフがありました。
今回は、熊に会えて達成感がありましたが、次回は中に入って、エントランスホールにあるガッレン・カッレラ作の「カレワラ」のフレスコ画が見てみたいです。
「フィンランド国立博物館(Suomen Kansallismuseo)」は、すぐ隣にトラムの駅「Kansallismuseo」があり便利です。
この景色をみて一息ついていると急に、赤い色した(お酒を楽しみながら市内をめぐる)トラム「パブトラム(SpåraKoff)」がやって来ました。
ガイドブックでは、5月中旬〜8月下旬の夏季限定だと記載されていたので、この時期に見えるとは思っていなくて、びっくりしましたが、驚いたついでに写真を撮り忘れました。
パブトラム(SpåraKoff)※ビール会社「Koff」のよる運営
営業時期:5月中旬〜8月下旬(2015年5月4日〜9月5日)
出発時間:火〜土 14:00、15:00、17:00、18:00、19:00、20:00
料金:9€(乗車時支払い)・ドリンク代別
Web:http://www.koff.fi/sparakoff
営業時期:5月中旬〜8月下旬(2015年5月4日〜9月5日)
出発時間:火〜土 14:00、15:00、17:00、18:00、19:00、20:00
料金:9€(乗車時支払い)・ドリンク代別
Web:http://www.koff.fi/sparakoff
更に「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)」をヘルシンキ市内の方へ歩きました。
本来なら、この先(右側)に14本の列柱が並び、ギリシア建築を彷彿とさせる
「国会議事堂(Eduskuntatalo)」があるのですが、残念ながら改修工事中でした。
フィンランド国内唯一の古典主義様式らしいです。
6.カッリオ記念碑(Kyösti Kallion muistopatsas)
「議会公園(Eduskuntapuisto)」にある記念碑です。
「キュオスティ・カッリオ(Kyösti Kallio)」さんは、フィンランドの大統領だった人。
フィンランドの彫刻家「Niilo Kalervo Kallio」によって制作(1962年)
そしてこの左側には
7.ヘルシンキ音楽センター(Helsingin Musiikkitalo)
「開放性」がテーマの建物で、2011年にオープン。
ここの大ホールは、サントリーホール等の音響設計を手がけ、世界的に有名な日本人の音響設計家が設計したとのこと。
本来は「フィンランディア・ホール(Finlandia-talo)」が、メインのコンサートホールだったと思いますが、国民的建築家の設計=良い音響とはいかず、こちらが今後、メインのコンサートホールになりそうです。
ヘルシンキ音楽センター(Helsingin Musiikkitalo)
Web:https://www.musiikkitalo.fi/en
Web:https://www.musiikkitalo.fi/en
8.自転車道(Baana)
今朝、「テンペリアウキオ教会(Temppeliaukion kirkko)」を目指し、Runeberginkatuを歩いた時に見た「自転車専用の道路(Baana)」の続きを見つけました。
自転車専用の道路(Baana)
東の港エリアから「ヘルシンキ現代美術館(Kiasma)」付近まで伸びている自転車専用道路。
かつて、港から貨物輸送のために使用されていた線路の跡を利用しているようです
少し前は歩行者専用道路だったとかの情報もあります。
※「Baana」とは「高速道路」という意味のフィンランド語のスラングのようです。
東の港エリアから「ヘルシンキ現代美術館(Kiasma)」付近まで伸びている自転車専用道路。
かつて、港から貨物輸送のために使用されていた線路の跡を利用しているようです
少し前は歩行者専用道路だったとかの情報もあります。
※「Baana」とは「高速道路」という意味のフィンランド語のスラングのようです。
9..国立現在美術館キアズマ(Nykytaiteen Museo)
現代アートの美術館。
1階にカフェがあり、便利です。
国立現在美術館キアズマ(Nykytaiteen Museo)
営業時間:火 10:00〜17:00 水〜金 10:00〜20:30
土 10:00〜18:00 日 10:00〜17:00
定休日:月曜
Web:http://www.kiasma.fi/en/
営業時間:火 10:00〜17:00 水〜金 10:00〜20:30
土 10:00〜18:00 日 10:00〜17:00
定休日:月曜
Web:http://www.kiasma.fi/en/
9-1.マンネルヘイム元帥像(Marsalkka Mannerheimin ratsastajapatsas)
「国立現在美術館キアズマ(Nykytaiteen Museo)」の前にある、フィンランド内戦時の司令官で、建国の父「マンネルヘイム元帥像(Marsalkka Mannerheimin ratsastajapatsas)」。
花束が供えてあるのが印象的でした。
フィンランド人の彫刻家「Aimo Johan Kustaa Tukiainen」によって制作。
10.ガラス宮(Lasipalatsi)
1936年(1998年改築)完成のレトロ感満載の建物。
機能主義様式建築と呼ばれるこの建物は、ヴィリヨ・レヴェル、へイモ・リーヒマキ、ニーロ・コッコの3人の建築家によって、設計されました。
11.3人の鍛冶屋(Kolme seppää)の銅像とストックマン百貨店(Stockmann)
3人の鍛冶屋(Kolme seppää)の銅像とストックマン百貨店(Stockmann)
「3人の鍛冶屋(Kolme seppää)」の台座には、1944年2月のヘルシンキが大空襲の際の弾痕があります。
「フェリックス・ニュルンド(Felix Nylund)」の作品((1932年)。
12.スウェーデン劇場(Ruotsalainen teatteri)
1866年にスウェーデン支配時代の頃の文化を引き継ぐべく設立。
スウェーデン語でミュージカルやオペラが上演されていいます。
「Jarl Eklund」と「Nikolai Leontievitj Benois」と「Eero Saarinen」による設計。
ここまでが「マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)」です。
スウェーデン劇場(Svenska Teatern)
Web:www.svenskateatern.fi/
Web:www.svenskateatern.fi/
タイヤと鍵だけ残されていました。。
後ろの建物は1895年建築の「Argos」、走るトラムは実はマリメッコ柄。。
シンプルな夜のイルミネーションです。
この後「Sokos Hotel Torni」の14階にあり、1951年開業の「アテリエ・バー(Ateljee Bar)」からヘルシンキの街並みを眺めました。
【 Next 】アテリエ・バー(Ateljee Bar)に続く
HAPPY TRAVELER: 「アテリエ・バー(Ateljee Bar)」からヘルシンキの街並みを眺める - ヘルシンキ旅行
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2015年5月