夜も観光客で溢れかえる「ランブラス通り(Las Ramblas)」の散歩 − バルセロナ・メルセ祭旅行
「ランブラス通り(Las Ramblas)」は、観光客で溢れかえっている歩行者専用の並木道です。
本日は海辺の「クロム通り(Passeig de Colom)」から、「カタルーニャ広場(Plaça de Catalunya)」へ「ランブラス通り(Las Ramblas)」を歩いてみました。
メルセ祭(La Mercè)で賑わうバルセロナの旅行シリーズ
今回は「ランブラス通り(Las Ramblas)」です。
INDEX
- クロム通り(Passeig de Colom)
- メディナセリ公爵広場(Plaça del Duc de Medinaceli)
- コロンブスの塔(Mirador de Colom)
- Comandancia de Barcelona
- 元大砲製造工場(Antiga Foneria de Canons)
- カタルーニャ海洋軍司令館(Sector Naval de Catalunya)
- Institut Municipal del Paisatge Urbà i la Qualitat de Vida(IMPUQV)
- ランブラス通り(Las Ramblas)
- プリンシパル劇場(Teatro Principal)
- 「フランセス・ダニエル・モリーナ(Francesc Daniel Molina)」設計の建物
- リセウ大劇場(Gran Teatro del Liceu)
- 元「Nou American Soda」の建物
- 老舗カフェ「カフェ・デ・オペラ(Cafe de L'opera)」
- ボケリア広場(Plaça Boqueria)
- ボケリア広場の噴水(Font del Pla de la Boqueria)
- カサ・ブルーノクアドロス(Casa Bruno Quadros
- ボケリア市場(La Boquería)
- 生ハム博物館(Jamón Experience)
- ビレイナ宮殿(Palau de la Virreina)
- ベツレヘム教会(Església de Betlem)
- モジャ宮殿(Palau Moja)
- プルタフェリサの噴水(Font de la Portaferrissa)
- 旧カサ・フィゲラス(Antiga Casa Figueras)=エスクリバ(Escribà)
- 王立科学・芸術アカデミー(Reial Acadèmia de Ciències i Arts)
- 「ファーマシア・マソ(Farmàcia Masó)」
1.クロム通り(Passeig de Colom)
ステンド・グラスとモザイク画が美しい「バルセロナ中央郵便局(Correos Central Barcelona)」を見学したあと、 海辺の「クロム通り(Passeig de Colom)」を歩いてランブラス通り(Las Ramblas)へ向かいました。
中央に見えるのは、元ホテルのバルセロナ港管理局(Port de Barcelona)。
バルセロナ中央郵便局(Correos Central Barcelona)
HAPPY TRAVELER: 映画にも登場!ステンド・グラスとモザイク画が美しい「バルセロナ中央郵便局(Correos Central Barcelona)」 − バルセロナ・メルセ祭旅行
2.メディナセリ公爵広場(Plaça del Duc de Medinaceli)
この広場は、元サン・フランシスコ修道院の敷地内に1844年に造られ、Francisco Daniel Molinaにより設計されました。
中央に立つ、モニュメント「A Galceran Marquet」には、下に噴水もあり、公共の装飾的なモニュメントとしては、バルセロナで初めて錬金が使用されてたそうです(1851年完成)。
私には、この先にある、有名な「コロンブスの塔(Mirador de Colom)」のミニチュア版のようにみえました。。
・レイアール広場(Plaça Reial)
・El Saló de la Reina Regent
・メディナセリ公爵広場(Plaça del Duc de Medinaceli)
3.コロンブスの塔(Mirador de Colom)
こちらが本物!!
いつもは近すぎて、全体がよくわからないコロンブスの塔もよく見えます。
1888年のバルセロナ万博を記念して建設。
ここから、塔を背にしてやっと「ランブラス通り(Las Ramblas)」を歩きます。
※後ろに重なって見える建物は、エンリック・サニエの設計の「旧バルセロナ港税関(Aduana del Puerto de Barcelona)」です。
4.Comandancia de Barcelona
陸軍第3本部のようです。
通りに面したガラスには、やっぱり「自衛隊の入隊募集ポスター」的なポスターが貼ってありました。
5.元大砲製造工場(Antiga Foneria de Canons)
大砲製造工場として使用された後、1844年に設立されたバルセロナ銀行(Banc de Barcelona)の本店として使用、1858年にJosep Oriol Mestresによって改装(銀行は、その後1920年に倒産)。
彫刻は「バウミジャーナ(Vallmitjana)」兄弟による作品。
6.カタルーニャ海洋軍司令館(Sector Naval de Catalunya)
海軍の建物。。
建物前には、イカリが置いてありました。
7.Institut Municipal del Paisatge Urbà i la Qualitat de Vida(IMPUQV)
「ランブラス通り(La Rambla)」でひときわ高い建物です。
モデルニスモの建物をめぐるのに便利な割引チケットと本のセット「ルータ・デル・モデルニスモ(RUTA DEL MODERNISME)」 を、こちらの21階で購入しました。
ルータ・デル・モデルニスモ(RUTA DEL MODERNISME)
HAPPY TRAVELER: 念願の「ルータ・デル・モデルニスモ(RUTA DEL MODERNISME)」を購入 - バルセロナ・メルセ祭旅行
8.ランブラス通り(Las Ramblas)
波打った雰囲気のタイル張りの遊歩道です。
この辺りは「ランブラス通り(Las Ramblas)」の中でも、「ランブラ・ダ・サンタ・モニカ(Rambla de Santa Monica)」と呼ばれます。
名前の由来は簡単!!
この付近にルネッサンス様式の「サンタ・モニカ修道院(Convent de Santa Mònica)」があったため。
元修道院の建物(写真左の赤い三角屋根)は、現在「Centre d'Art Santa Mònica(CASM)」として無料で入館できます。
Web:http://artssantamonica.gencat.cat/
海側から「ランブラス通り(Las Ramblas)」を歩くと、不思議なモニュメントが出現。
1913年9月1日バルセロナ生まれの女優、Mary Santpereのモニュメント。
8-1.プリンシパル劇場(Teatro Principal)
ちょうどカーブしている道と同じように建物正面もカーブしています。
「旧サンタ・クルス劇場(Teatre de la Santa Creu)」は、
バルセロナで一番古い劇場です。
火災で何度も破壊され、何度も建て直しが行われています。
Web:http://www.teatreprincipalbcn.com/
8-2.「フランセス・ダニエル・モリーナ(Francesc Daniel Molina)」設計の建物
こちらは木々に隠れていますが、美しい外壁の建物があります。
現在「Hotel Rambla」が入っている建物です。
1847年にJoan Güellの住宅として「フランセス・ダニエル・モリーナ(Francesc Daniel Molina)」による設計。
後に、3階より上部分が追加されたようです。
セラミックタイル、テラスの手すり、メダリオンの彫刻など見どころがてんこ盛りです。
・レイアール広場(Plaça Reial)
・El Saló de la Reina Regent
・メディナセリ公爵広場(Plaça del Duc de Medinaceli)
絵描きの人もいます。
ここ「ランブラス通り(Las Ramblas)」ではなく、「ビズべ通り(Carrer del Bisbe)」の絵のようです。
「ランブラス通り(La Rambla)」は、冬季に比べて、圧倒的に活気があります。
8-3.リセウ大劇場(Gran Teatro del Liceu)
バルセロナのシンボルとも言えるオペラ劇場で1847に完成。
ミラノのスカラ座、ウィーンのオペラ座と並ぶヨーロッパ3大歌劇場です。
2度の火災や爆弾事件などの舞台でもあります。
8-4.元「Nou American Soda」の建物
経営者や販売しているものは、変わりましたが、
外観は、1902年のモデルニスモの建物です。
8-5.老舗カフェ「カフェ・デ・オペラ(Cafe de L'opera)」
1929年2月にオープンした老舗のカフェです。
「ランブラス通り(La Rambla)」を挟んで「リセウ大劇場(Gran Teatro del Liceu)」と向き合う位置にあります。
モデルニスモ様式が素敵なカフェです。
カフェ・デ・オペラ(Cafe de L'opera)
HAPPY TRAVELER: 1929年創業、モデルニズモ様式の老舗のカフェ「カフェ・デ・オペラ(Cafe de L'opera)」 − バルセロナ・メルセ祭旅行
8-6.ボケリア広場(Plaça Boqueria)
この右側部分の少し小さめの広場です。
広場の正面左側には「カサ・ブルーノクアドロス(Casa Bruno Quadros)」があります。
広場に面した、中央の建物は「Casa Taberner」。
上には、展望台のようなものがあります。
こちらは、右端にある噴水。
8-7.ボケリア広場の噴水(Font del Pla de la Boqueria)
1830年に建設されたようです。
何か口紅で色付けされています。。
8-8.カサ・ブルーノクアドロス(Casa Bruno Quadros)
元は傘屋。
1883年に傘屋と建物の改修を行ったのが「凱旋門(Arc de Triunf)」等で有名な建築家の「ジュゼップ・ビラセカ・イ・カザノバス(Josep Vilaseca i Casanovas)」です。
カサ・ブルーノクアドロス(Casa Bruno Quadros)
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8-9.ボケリア市場(La Boquería)
サン・ジュゼップ修道院の跡地に建ち、バルセロナで最も古い、モデル二スモ様式(16)の有名な市場。
ボケリア市場(La Boquería)
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「ランブラス通り(Las Ramblas)」の通りに面したテラスから、この格好ですっと手を降っています。
この辺りは「ランブラス通り(Las Ramblas)」の中でも、元あった修道院「サン・ジュゼップ修道院」に因んだ名前で呼ばれています。
8-10.生ハム博物館(Jamón Experience)
博物館のツアーと生ハムのテイスティング料金が込みの入場料(19ユーロ)を払い
生ハムについて学べるところらしいです。
よくよく見ると、チェーン店の「エンリケ トマス(Enrique Tomas)」が経営とのこと。
Web:http://www.jamonexperience.com/
エンリケ トマス(Enrique Tomas)
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8-11.ビレイナ宮殿(Palau de la Virreina)
カタラン・バロック様式の重厚な建物で、トイレが無料で利用できます。
ビレイナ宮殿(Palau de la Virreina)
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8-12.ベツレヘム教会(Església de Betlem)
「ベツレヘム教会(Església de Betlem)」は、1553年の古い教会の跡地に建てられ、当初はイエズス会の主要学校でした。
1680年〜1732年にかけてJosep Juli設計で建てられ、バルセロナにある教会の中でも豪華な内装だったそうですが、1936年〜1939年のスペイン内戦により消失しました。
ベツレヘム教会(Església de Betlem)
HAPPY TRAVELER: バロック様式の教会「ベツレヘム教会(Església de Betlem)」− バスク地方とバルセロナ旅行
8-13.モジャ宮殿(Palau Moja)
「モジャ(Moja)」男爵の依頼によりJosep Masが設計。
8-14.プルタフェリサの噴水(Font de la Portaferrissa)
1604年に設置された、公共の噴水。
ここにはかつて、壁門「Porta Ferriça」がありました。
その頃の様子が描かれているようです。
このプレートは、1959年9月24日の「メルセ祭(La Mercè)」の時に設置。
8-15.旧カサ・フィゲラス(Antiga Casa Figueras)=エスクリバ(Escribà)
モザイクとステンド・グラスの美しいモデルニスモ様式のお菓子のお店。
エスクリバ(Escribà)
HAPPY TRAVELER: モザイクとステンド・グラスの美しいモデルニスモ様式のお店「エスクリバ(Escribà)」− バルセロナ・メルセ祭旅行
8-16.王立科学・芸術アカデミー(Reial Acadèmia de Ciències i Arts)
1764年1月18日に設立された学校です。
かつてのイエズス会の学校の遺跡の上に、1883年「ジョセップ・ドメニク・イ・エスタパ(Josep Domènech i Estapà)」による設計で完成。
正面の彫刻は、Manuel Fuxàによる作品。
上部にあるドームと冠の形をしたドーム型の塔は、気象観測と天文台です。
※その後、天文台は移動。
1904年にCamil Fabra i Fontanilsの私財によって
ティビダボの丘にファブラ天文台(Observatorio Fabra)が造られました。
「ジョゼップ・コマス・イ・ソラ(Josep Comas i Solà)」が最初の所長です。
・Casa Antoni Costa
・王立科学・芸術アカデミー(Reial Acadèmia de Ciències i Arts)
・Església de la Mare de Déu del Carme
・カサ・ドメネク・イ・エスタパ(Casa Domènech i Estapà)
・サン・アンドリュー・デ・パロマ教会(Església de Sant Andreu del Palomar)
・バルセロナ高等裁判所(Palau de Justicia de Barcelona)
・Farmàcia Bolós
昼間にはわかりづらい、正面のステンド・グラスが、夜はよく見えて綺麗です。
時計の下には、「Hora oficial」と記載があります。
この時計が一般的にバルセロナの公式時間(〜1904年)として認められていました。
1階は現在、劇場が入っています。
Web:http://www.racab.es/
人通りが絶えません。
8-17.「ファーマシア・マソ(Farmàcia Masó)」
1850年に創業した時は「ファーマシア・マソ(Farmàcia Masó)」という名前の薬局でした。
後にカラフルなモザイクや4つの赤いランプ、壁の装飾「ズグラッフィート(Sgraffito)」が追加されたようです。
薬局のマークも個性的です。
Facebook:こちら
もう3度めのバルセロナ訪問なのに
「カナレタスの泉(写真は街中に普通にあるやつです)」を飲むと、再びバルセロナに帰ってくることができるという泉は、、未だ見つけられず。。
このままだと、逆に「カナレタスの泉を見つけるため」に、何度もバルセロナを訪れることになるかも。。
この後、モザイクとステンド・グラスの美しいモデルニスモ様式のお店「エスクリバ(Escribà)」を眺めに行きました。
【 Next 】エスクリバ(Escribà)に続く
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