ロンドンの起源、テムズ川の北側「ロンディアム(Londinum)」の散歩 − ロンドン旅行
本日は「テムズ川の北側の散歩」です。
テムズ川の北側は、ローマ人がロンドンの起源といわれる「ロンディアム(Londinum)」を建設した場所でもあるので、歴史的な記念碑や遺跡があり、楽しい散歩になりました。
EU離脱前!? グローバル都市をゆったり歩くロンドン旅行シリーズ
今回は「テムズ川の北側の散歩」 です。
INDEX
1.ロンドン大火からの復興を記念して建てられた「大火記念塔(The Monument)」
1666年9月2日の「ロンドン大火(The Great Fire of London)」からの復興を記念して建てられた高さ62mの塔です、「クリストファー・レン(Christopher Wren)」と「ロバート・フック(Robert Hooke)」の設計で、1677年に完成しました。
62mは、塔から大火が始まった地点までと同じ距離で、内部にある311段の螺旋階段を登ると、展望台があります。
※英国の保存建造物 (Grade I listed building)に指定
大火記念塔(The Monument)
営業時間:冬季:10月~3月 9:30~17:30 入場は17:00迄
夏季:4月~9月 9:30~18:00 入場は17:30迄
Web:http://www.themonument.info/
営業時間:冬季:10月~3月 9:30~17:30 入場は17:00迄
夏季:4月~9月 9:30~18:00 入場は17:30迄
Web:http://www.themonument.info/
クリストファー・レン(Christopher Wren)の作品
大火記念塔(The Monument)
セントポール大聖堂(St. Paul's Cathedral)
セント・メアリ・ル・ボウ教会(St Mary-le-Bow)
大火記念塔(The Monument)
セントポール大聖堂(St. Paul's Cathedral)
セント・メアリ・ル・ボウ教会(St Mary-le-Bow)
火災は「プディング・レーン(Pudding Lane)」に店を構えるパン屋の出火で始まり
4日間続いたそうです、今年が火災からちょうど350年。
土台の3面にはラテン語が刻まれており、西側には「Caius Gabriel Cibber」による彫刻があります。
2.歌「ロンドン橋落ちた」で有名な「ロンドン橋(London Bridge)」はこちら
「ロンドン橋落ちた(London Bridge Is Falling Down)」で有名な橋。
1750年まで、ロンドン市内でテムズ川に架かる橋として唯一のものだったそうですが、他の橋と比較して、簡素な印象を受けます。
「もう落ちることはない!!」と思わせる造りです。
巨大な建物は、ヨーロッパで一番高いビル「ザ・シャード(The Shard)」
奥には「タワー・ブリッジ(Tower Bridge)」が望め、テムズ川には「巡洋艦ベルファスト(HMS Belfast)」が展示されています。
巡洋艦ベルファスト(HMS Belfast)
Web:http://www.iwm.org.uk/visits/hms-belfast
Web:http://www.iwm.org.uk/visits/hms-belfast
暫くの間。
テムズ川沿いを歩きました。
3.「タワー・ヒル・メモリアル(Tower Hill Memorial)」
「トリニティ・スクエア・ガーデンズ(Trinity Square Gardens)」にある第一世界大戦の記念碑(1928年12月12日除幕)。
「Edwin Lutyens」の設計、「ウィリアム・リード・ディック(William Reid Dick)」による彫刻です。
※英国の保存建造物 (Grade I listed building)に指定
「トリニティ・スクエア・ガーデンズ(Trinity Square Gardens)」側。
記念碑には、12,000人の名前が刻まれた銅のプレートがあります。
4.「トリニティ・スクエア・ガーデンズ(Trinity Square Gardens)」
背後には、半円形の「トリニティ・スクエア・ガーデンズ(Trinity Square Gardens)」が広がります。
後ろは、第二次世界大戦の約2万4000人の死傷者を記念した記念碑(1955年11月5日)で、「エドワード・モーフェ(Edward Maufe)」設計、「チャールズ・ウィーラー(Charles Wheeler)」の彫刻による作品です。
タワー・ヒル処刑場(Tower Hill scaffold)
写真はないのですが、
ここは、14世紀から1747年まで「タワー・ヒル処刑場(Tower Hill scaffold)」として使用され「トマス・モア(Thomas More)」も含む「ロンドン塔(Tower of London)」に収監された一部の人が、ここで処刑されました。
現在は記念碑が立っています。
写真はないのですが、
ここは、14世紀から1747年まで「タワー・ヒル処刑場(Tower Hill scaffold)」として使用され「トマス・モア(Thomas More)」も含む「ロンドン塔(Tower of London)」に収監された一部の人が、ここで処刑されました。
現在は記念碑が立っています。
そのまた後ろに見えるのは「10・トリニティー・スクエア(10 Trinity Square)」
現在は、ホテル等が入っているようです。
10・トリニティー・スクエア(10 Trinity Square)
Web:http://www.tentrinitysquare.com/
Web:http://www.tentrinitysquare.com/
5.ロンドン塔(Tower of London)
「タワー・ヒル(Tower Hill)」通りの向かいには、美しい「ロンドン塔(Tower of London)」が見えますが、
「タワー・ヒル駅(Tower Hill station)」方面へ向かいます。
6.今も残る「ロンドン・ウォール(London Wall)」
「タワー・ヒル駅(Tower Hill station)」から地上に向かう途中、城壁があります。
ここは、西暦43年頃ローマ人が「ロンディアム(Londinum)」を建設した際、築かれた防御壁。
21ヶ所残る「ロンドン・ウォール(London Wall)」の城壁跡のひとつ(No.2)です。
ロンドン・ウォール(London Wall)
ロンドンの語源といわれる、ローマ都市「ロンディニウム(Londinum)」の市域を囲んだ城壁。
西暦200年から築かれ、「ブラックフライアーズ駅(Blackfriars station)」から「タワー・ヒル(Tower Hill)」にかけて、約4キロ、約134ヘクタールの面積を囲んでいました。
現在も、21ヶ所の城壁跡を観ることができます。
ロンドンの語源といわれる、ローマ都市「ロンディニウム(Londinum)」の市域を囲んだ城壁。
西暦200年から築かれ、「ブラックフライアーズ駅(Blackfriars station)」から「タワー・ヒル(Tower Hill)」にかけて、約4キロ、約134ヘクタールの面積を囲んでいました。
現在も、21ヶ所の城壁跡を観ることができます。
城壁の前には、なぜか、、、
皇帝「トラヤヌス(Trajanus)」の銅像。
近くの公園「Tower Hill Garden」でも
「ロンドン・ウォール(London Wall)」を間近でみることができます。
現在、壁は約10メートルの高さですが、約4メートルの高さまでがローマ時代、それより上は、中世に築かれたものとのこと。
この赤い煉瓦色は、ローマ時代の部分です。
7.「タワー・ヒル駅(Tower Hill station)」
今度は、駅から「タワー・ヒル(Tower Hill)」を地下で横切る通路を「ロンドン塔(Tower of London)」に向かって進むと。
8.遺跡「THE TOWER, POSTERN GATE」
目の前には「ロンドン塔(Tower of London)」が見え、ここにも遺跡があります。
「ロンドン塔(Tower of London)」のお堀の中にある、中世の門楼(城門と一体として建てられた建築物)。
ここは、21ヶ所残る城壁跡のひとつ(No.1)です。
1979年に発掘されたそうです。
この後、「ロンドン塔(Tower of London)」周辺を散歩に行きました。
【 Next 】ロンドン塔(Tower of London)に続く
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2016年9月