期間限定の少女像が立つ人気の観光地「ウォール街(Wall Street)の散歩」 − ニューヨーク旅行
「ウォール街(Wall Street)」は、有名な証券・金融の中心地ですが、元は17世紀、入植したオランダ人が先住民などから身を守るために「防護壁(wall)」を築いたことが由来しています。
晴れた日と曇りの日、2回行ってみました。
春目前、まだ雪の残るニューヨークをふらっと観光シリーズ
今回は「ウォール街(Wall Street)の散歩」 です。
INDEX
1.ウォール街(Wall Street)
1-1.地下鉄駅から地上に出ると「フェデラル・ホール(Federal Hall)」
1842年完成の米国税関の建造物。
地下鉄の最寄り駅から外に出ると、そこは既に「ウォール街(Wall Street)」でした。
1-2.初代大統領「ジョージ・ワシントン(George Washington)」の像
初代大統領「ジョージ・ワシントン(George Washington)」の像
「ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)」の彫刻と同じく「ジョン・クィンジー・アダムズ・ワード(John Quincy Adams Ward)」の作品です。
こんなに有名な所ですが、通りは意外に狭く、通りの向こうには「トリニティ教会(Trinity Church)」がみえます。
1-3.数ヶ月の間だけ、世界一高いビルだった元「マンハッタン・カンパニー・ビル」
ウォール街に戻りました。
こちらは、1930年完成の71階建ての超高層ビル。
1995年にビルが買収されるまでは「マンハッタン・カンパニー・ビル(Manhattan Company Building)」という名前だったそうです。
下部分は簡素なイメージを受けますが、上部はとても美しく「クライスラー・ビル(Chrysler Building)」が完成する数ヶ月の間だけ、世界一高いビルでした。
1-4.ナショナル・シティ・バンク・ビルディング(National City Bank Building)
イオニア式(下)とコリント式(上)の円柱がズラッと並び、圧倒される建物です。
増改築される前は「イザヤ・ロジャーズ(Isaiah Rogers)」による設計でした。
2.ブロード・ストリート(Broad Street)
2-1.ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)
ニューヨーク証券取引所は1792年、材木の取引のために24人の仲買人が集まり非公式に取引所を開設したのが始まりです。
6本の巨大なコリント式の柱が目立つ建物は、建築家「ジョージ・ブラウン・ポスト(George Browne Post)」による設計。
注意!
この正面があるのは「ウォール街(Wall Street)」ではなく、「ブロード・ストリート(Broad Street)」です。
ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)
Web:https://www.nyse.com/
Web:https://www.nyse.com/
ジョージ・ブラウン・ポスト(George Browne Post)の設計
ウィリアムズバーグ貯蓄銀行(Williamsburgh Savings Bank)
ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)
ウィリアムズバーグ貯蓄銀行(Williamsburgh Savings Bank)
ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)
破風の部分の彫刻。
中央には翼のある鉢型の帽子を被った商業の守護神「マーキュリー(Mercury)」 右は農業と鉱業、左側は科学、産業と発明を表しています。
彫刻家「ジョン・クィンジー・アダムズ・ワード(John Quincy Adams Ward)」 の作品でオリジナルは90トンあったそうですが、1936年に10トンのレプリカに交換されたそうです。
2-2.新規上場がある日は、「ニューヨーク証券取引所」正面が変わります。
新規上場した企業がある日は、正面にその企業の幕が掲げられます。
「ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)」と「フェデラル・ホール(Federal Hall)」
3.ブロードウェイ(Broadway)
3-1.トリニティ教会(Trinity Church)
現在の建物は1846年に建てられたものだそうです。
トリニティ教会(Trinity Church)
Web:https://www.trinitywallstreet.org/
Web:https://www.trinitywallstreet.org/
4.ボウリング・グリーン(Bowling Green)
「チャージング・ブル(Charging Bull)」と期間限定(〜2018年3月)の「恐れを知らない少女(Fearless Girl)」が対峙しています。
こちらは晴れた日。
周囲は、観光客で一杯でした。
4-1.今話題はこちら!「恐れを知らない少女(Fearless Girl)」の像
曇りの日は観光客も少なくて、近づけました。
「チャージング・ブル(Charging Bull)」に対して毅然とした態度で立ちはだかる少女像は「クリステン・ビスバル(Kristen Visbal)」の作品。
今はこちらが人気のようです。
本当はこの像と「チャージング・ブル(Charging Bull)」両方一緒に撮影したかったのですが、間にたくさんの観光客が立っており、無理でした。
4-2.当初はゲリラ・アートだった「チャージング・ブル(Charging Bull)」像
当初はゲリラ・アートとして置かれた「アルトゥーロ・ディ・モディカ(Arturo Di Modica)」の作品。
チャージング・ブル(Charging Bull)
Web:http://chargingbull.com/
Web:http://chargingbull.com/
皆さん正面で写真を撮っていますが、、、
大切な所を触ると、幸せになるという噂があり、たまーに、触って(照れながら)記念撮影をしている人もいました。
4-3.ニューヨーク市で最古の公共の公園「ボウリング・グリーン(Bowling Green)」
人々の多さに疲れて、ふと見ると「バッテリー公園(Battery Park)」の手前に素敵な公園を見つけたので、こちらに避難しました。
公園の名前も変わっているので調べたら、1733年完成のニューヨーク市で最古の公共の公園とのこと。
屋外のボウリング場があったそうです。
この公園を囲む柵も1773年当時に設置されたもの。
4-4.ナショナル ミュージアム オブ ザ アメリカン インディアン(National Museum of the American Indian)
公園の前には立派な1907年完成の建物を利用した博物館。
前は「アレクサンダー・ハミルトン合衆国税関(Alexander Hamilton U.S. Custom House)」だったそうです。
ナショナル ミュージアム オブ ザ アメリカン インディアン(National Museum of the American Indian)
Web:http://www.nmai.si.edu/visit/newyork/
Web:http://www.nmai.si.edu/visit/newyork/
5.ウィリアム・ストリート(William Street)
ここは、1660年の地図にも記載されている古い通りだそうです。
広場には彫刻家「ルイーズ・ネベルソン(Louise Nevelson)」の作品が数点設置されています。
この後、歩いて「ナショナル・セプテンバー11メモリアル(National September 11 Memorial)」に行きました。
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「ナショナル・セプテンバー11メモリアル(National September 11 Memorial)」
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2017年3月