鉄格子の残るかつての監獄で作品鑑賞!「ポルトガル写真センター(Centro Portugues de fotografia)」 − ポルトガル旅行
「ポルトガル写真センター(Centro Portugues de fotografia)」は、1997年に創設され、かつて監獄として使用された建物で、写真やカメラの展示を行っています。
偶然見つけたのですが、入館料は無料!!
鉄格子に覆われた窓のある空間で、カメラや作品を楽しみました。
ポルトガルのベストシーズン到来!2大都市リスボンとポルトをゆる〜く散歩シリーズ
今回は「ポルトガル写真センター(Centro Portugues de fotografia)」 です。
散歩の途中。
この巨大な建物が気になって、入口に近づいてみました。
すると建物の側面に、こんな素敵な噴水を見つけました。
噴水の後にある18世紀半ばに建設された建物は、かつての監獄として使用されていましたが、噴水や建物が建設される以前ここには、中世の門「Porta do Olival」があり、これが噴水の名前の由来となっているそうです。
「ポルトガル写真センター(Centro Portugues de fotografia)」という看板があり、入場無料だったので入ってみました。
監獄跡を思わせるポルトガル写真センター中へ
3階建てです(館内図は、こちら)。
とりあえず、上へ。
階段は普通の建物に見えますが、、
天井や窓枠には、頑丈そうな鉄格子があります。
「Este Espaço que Habito」というプロジェクトの展示。
Este Espaço que Habito
Facebook:こちら
3階はカメラづくしの博物館!!と牢獄体験
ここからは常設の「アンソニオ・ペドロ・ビセンテ博物館(Núcleo Museológico António Pedro Vicente)」
カメラ好きにはたまらない?カメラだらけの世界です。
※上写真のピストルの形をしたカメラ「Escopette」は、作家カミロ・カステロ・ブランコが投獄された部屋「Sala S. João」に展示されています。
監獄跡とあって、入口のドアもかなり頑丈そうです。
いきなり、立派なカメラが展示されていました。
本当にカメラばかりの世界です。
「ツァイス・イコン(Zeiss Ikon)」のポスター。
「フレクサレット(Flexaret)」
革のケースがカッコイイですね。
コダック(Kodak)の展示室
年代を感じるポスターまで展示されています。
スパイカメラコーナーはお勧め!!
カメラに疎い、私が興味を持ったのは
唯一、この「スパイカメラ(Espionagem)」コーナー。
といっても一つ一つに説明があるわけでもなく、、、ただ素人でも見て分かりやすいのがいいですね。
懐中時計型のカメラ。
腕時計型のカメラ。
「テッシナ(Tessina)」はスイスの時計メーカーが作ったカメラだそうです。
「ミノックス(MINOX)」は、1938年にリトビアで創業されたそうです。
世界の様々はスパイ映画等でも登場し、実際に「キューバ危機」でも活躍したそうです。
こちらは写真付き。
どうやら元は日本人の方の持ち物だったようです。
立派なケース付きで、鍵まであるんですね。
ここまでくると「トイカメラ」ですよね。
実際は、こちらが「トイカメラ」コーナーです。
こちらはどれもカラフルでした。
作家カミロ・カステロ・ブランコが投獄された部屋「Sala S. João」
3階は部屋が細かく仕切られており、監獄だった名残なのか、入口の上にはそれぞれ部屋の名前がついています。
この部屋は、ロマン主義小説家「カミロ・カステロ・ブランコ(CAMILO CASTELO BRANCO)」が、1860年10月1日〜1861年10月17日まで投獄されていた部屋です。
代表作「破滅の恋(1862年)」は、女性関係が原因のこの投獄事件の結果生まれたものです。
※ここには特殊カメラ、先程のピストルの形をしたカメラ「Escopette」等が展示されています。
鉄格子付きの窓からポルトの街並みがよく見えますが
部屋のドアから覗けるのは、この丸窓だけ。
下の階へ移動、階段も狭いです。
2階の展示室
CONTRATEMPO – OLÍVIA DA SILVA
1980年代頃(?)となっていました。
「Anatol Josephewitz(Anatol Josepho)」は、1925年に最初の自動写真ブースを発明、特許を取得したそうです。
現在は使用できませんが、中を覗いてみました。
1階の展示
Hunter & Penroseという会社で製造されたそうです。
1階の中央は、吹き抜けになっており
周囲には、鉄格子のドアががついた、部屋があります。
「Humano, Demasiado Humano」
この他、こじんまりとした図書館、ミュージアム・ショップなどがありますが、ショップはちょうど閉まっていました。
この後、存在感のある外観に惹かれ「クレリゴス教会(Igreja dos Clérigos)」に行ってみました。
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2017年7月
ポルトガル写真センター(Centro Portugues de fotografia)
Web: | http://www.cpf.pt/ |
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