古代ローマ時代(4世紀)の公衆浴場跡「コンスタンティヌスの公衆浴場(Les Thermes de Constantin)」- アルル旅行
「コンスタンティヌスの公衆浴場(Les Thermes de Constantin)」は、古代ローマ時代(4世紀)の公衆浴場跡です。
また、こちらも世界遺産「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」の一部として、登録されています。
2014〜2015年年越しヨーロッパ旅行(18泊21日+おまけ)シリーズ
今回は「コンスタンティヌスの公衆浴場(Les Thermes de Constantin)」です。
入口の窓口でチケットを購入し、入ってみました。
実際に、この施設の中まで入る観光客は少ないようです。
施設内はそれほど広くはなく
各所に説明書きがあるわけでもないので
見学者が見学コースらしき箇所を適当に歩いている状態です。
このままでは朽ち果てていきそうな感じです。
コンスタンティヌスの公衆浴場の主
自由気ままな猫もいました。
※ガイドブックにも猫がいることが記載されているとか。。
施設内には、それらしい物が残っている部分もあり当時を想像することもできます。
建設当初は宮殿や体操場、サウナなども含めた大浴場だったようですが
現在は「微温浴室(tepidarium)」と「熱浴室(caldarium)」、サウナ風呂
そして「半円状のプール」のみが残っています。
ハイポコースト(Hypocaust)
この施設では、ハイポコースト(古代ローマ時代のセントラルヒーティングシステム)が
使用されていたようです。
このレンガの上部分が浴槽の床部分ということになります。
ハイポコーストの仕組み
施設内にあった説明図で仕組みがわかります。
右奥が、おそらく「半円状のプール」
左が「熱浴室(caldarium)」
施設内の高い石の壁には、沢山の鳩の群れが住みついていて
一斉に飛び立っては戻ってくるので、足元には鳩の羽やフンが落ちていて。
思わず上着のフードをかぶって見学を続けました。
「熱浴室(caldarium)」周辺の床部分。
「半円状のプール」部分。
「半円状のプール」の天井。
ここは外からも見える、円形の壁の部分です。
半円状のプールからの眺め。
4世紀のものと考えるとやっぱり凄いのでしょうが
それ故、朽ち果て方が本当に勿体ないと思いました。
この後、「ローヌ川(La Rhône)」沿いを散歩して、
ゴッホの描いた「ローヌ川の星月夜」や「トランケテイユ橋」の舞台を堪能しました
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2014年12月
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