サンツ駅ーニーム駅ーアルル駅(renfe・SNCF)- バルセロナ〜アルルの鉄道旅行
「サンツ駅ーニーム駅ーアルル駅(renfe・SNCF)」では、「サンツ駅(バルセロナ/スペイン)」から、renfeとSNCFを乗り継ぎ、「ニーム(フランス)」を経由して、この旅行2都市目、アルルを目指します。
旅の途中の列車では、映画の一場面のような出来事も。。。
2014〜2015年年越しヨーロッパ旅行(18泊21日+おまけ)シリーズ
今回は「サンツ駅ーニーム駅ーアルル駅(renfe・SNCF)- バルセロナ〜アルルの鉄道旅行」です。
1.電車のチケット予約・入手
今回の鉄道チケットは、「レイルヨーロッパ」というサイトで予約をしました。
「レイルヨーロッパ」は日本の代理店が運営しているようなので、現地で購入するより高くなるようですが、事前に予約でき出発前にチケットを郵送してくれることもあり安心感があります。
早割のようなものがあって、お得にチケットを予約できます。
レイルヨーロッパ
Web:http://www.raileurope-japan.com/
Web:http://www.raileurope-japan.com/
電車の概要
France-Spain High speed train 9736
バルセロナ サンツ駅(08:25発) → ニーム駅(11:55着)※乗り換え
Corail Teoz 4654
ニーム駅(12:33発) → アルル駅(12:57着)
バルセロナ サンツ駅(08:25発) → ニーム駅(11:55着)※乗り換え
Corail Teoz 4654
ニーム駅(12:33発) → アルル駅(12:57着)
2. サンツ駅(Estación de Barcelona Sants)の外観
この時期、7:00でもまだまだ暗いバルセロナ。
事前に、ホテルでタクシーを呼んでもらってタクシーで移動しました。
タクシーの運転手さんからは「マドリッドに行くの?」と聞かれましたが、「フランスのアルルに行く」と答えると会話終了。。
2−1.「サンツ駅(Estación de Barcelona Sants)」の構内
「サンツ駅(Estación de Barcelona Sants)」は「ヨーロッパの駅」というイメージ通りの駅ではなく、5分もあれば一周できるくらいこじんまりとした駅でした。
※ガイドブックでよく周辺は治安が悪いと書かれているので、もう少し大きい駅をイメージしていました。
2−2.サンツ駅「renfe AVE専用入口」と荷物検査
改札は、駅正面入口右側奥(1〜6番)です。
「renfe AVE専用入口」の先には荷物検査がありました。
もちろん刃物等は持ち込み禁止となっていました。
でも、とっても緩い感じでした。。
ラウンジ
ラウンジ(サラ・クルブ)を使用される方は、駅正面左奥に特等待合室があります。
※写真のこの先にはラウンジや売店はないので注意です。 2−3.サンツ駅「renfe AVE」のホーム
サンツ駅(Estación de Barcelona Sants)
さすがに早朝なので乗客はまばら。
クリスマス休暇なのかスーツケースを持っている乗客が多いようです。
2−4.サンツ駅(バルセロナ/スペイン)出発 8:25
いよいよ!出発
3.「renfe AVE」の車内
乗り込んだ当初、車内は空席ばかり。
列車発車後、車掌さんが来てチケットの確認があり
その後、通路上の画面で上映される映画鑑賞用なのか「renfe」とかかれたパケージに入っているイヤフォンをもらいました。
3−1.「renfe AVE」バー/ビュフェ車両
バー/ビュフェ車両は、意外と空いており、座席の高さよりも高い位置にあるため
見晴らしが良く、広々としていてお勧めです。
お昼近くになると周囲の乗客の人たちは、座席で持参したアルミホイルに包んだサンドウィッチを食べたり、リンゴ等果物をマイナイフで器用に切って食べていたので
車内はチーズや柑橘系等様々な匂いに包まれました。
決していい匂いだけとは限りません。。。
しかし、あの荷物検査って。。。マイナイフってどうやって持ち込めるのだろう。
未だにこの疑問は解決しておりません。
3−2.「renfe AVE」バー/ビュフェ車両のメニュー
メニューは意外に豊富ですが、サンドウィッチなどの軽食が中心。
日本の新幹線の車内販売なら迷いますが。。ここでは迷いがなく決められそうです。
周囲の乗客の人たちがお昼を持参するのも納得できます。
3−3.「renfe AVE」車窓からの眺め
フランスののどかな牧場や優美な丘などを想像していたのですが
バルセロナからアルルまでは、少し期待はずれでした。
それでも見慣れない車窓からの眺めは、人々の生活が垣間見れて楽しかったです。
3−4.「renfe AVE」国境を越えると、車内放送の言語順が変化
車窓からの眺めを楽しんでいると、車内放送や車内販売、車掌さんの挨拶が、
スペイン語→フランス語からフランス語→スペイン語の順に。
いつの間にかフランスに入国していました。
車内は、フランス国内の数カ所の駅に到着するにつれ、満席になりました。
乗り込んで来る方は何故かご高齢の方が多く、前座席のおばあちゃんから「イスのリクライニング」の方法を訊かれたのですが、そもそもご希望どおりのリクライニングはできないイスでした。
4.乗り換え駅の「ニーム駅(Gare de Nîmes)」へ到着
乗り換えの為、このニーム駅で一旦下車。
駅構内の案内はフランス語のみ!!少し心細い。。。
ホームではみんなのんびりと時間を過ごしていました。
しばらくホームにいたため、あのフランス国鉄特有の駅自動放送の冒頭チャイムが頭に染みこんで離れなくなりました。
ホームにはお菓子の自動販売機(選択したお菓子が陳列棚から取り出し口に落ちて出てくるタイプ)があったのですが、購入途中のお菓子が引っかかったままの状態で放置されており使用できませんでした。
お腹をすかせた人たちが自動販売機に近づいては諦めて引き返して行く姿を何度も見ました。
4−1.電車が到着するホームは、モニターで確認
次に乗る電車が到着するホームの番号は、
駅各所に設置してあるモニターに、電車到着前に表示されるので、モニターに表示されるのを待ってホームを移動するのがお勧めです。
4−2.乗り換えの電車「SNCF」が到着
ホームにやってきた車両の側面には大胆な落書き付き。
そして旅行者泣かせの異様に高い乗降口、荷物の上げ下げが大変です。
乗り込んだ車両は指定席のある車両とは別の車両だったので、カメラ(Sony製)を下げ、キャリーバックをひきずって車両内を移動しました。
途中、通路に購入したばかりと思われる「Sony製大型液晶テレビ」をダンボールごと置いている人から通りすがりに「よいカメラだね」と言われたので、こちらもすかさず「よいテレビだね」と返してみました。
するとちょっと強面の無精髭のお兄さんの顔がみるみるうちに人懐っこい笑顔になり、そして「はっはー」と豪快な笑い声を上げて背中をバシッーバシッー叩いてきました(ポンポンところではなく)。
暫く間、背中に余韻が残りました。
4−2.「SNCF」の座席
それから指定席の車両に着いて座席を探すと
既に誰かが座っている→近くのご親切なおばさま達が勝手に座っている人を追い出してくれる→お礼を言う。
という映画みたいなシーンが展開されました。
列車の旅は、地元の人との触れ合いがあるので楽しいですね。
言葉は通じ合えなくても何事も笑顔で乗り切ります!!
5.アルル駅(Gare d'Arles)に到着!
車内放送がフランス語のみだったのでドキドキしましたが、無事にアルルで下車できました。
5−2.アルル駅(Gare d'Arles)からホテルまでは徒歩で移動
「アルル駅(Gare d'Arles)」から宿泊ホテルまでは、徒歩で10分弱、駅前からはバスも出ていましたが、天気も日差しも程よく、キャリーバッグをゴロゴロと引きづりながらホテルまで歩きました。
アルルは世界遺産「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」やゴッホが1888年から1889年まで滞在して有名な絵を描いたことで知られていますが、オフシーズンともあって町の長閑な雰囲気が素敵でした。
アルルの日差し
アルルは、12月でも時間帯によっては日差しが強いので、サングラスがあると便利です。
どう表現していいかわかりませんが、日差しが本当にキラキラしています。
※日本に憧れアルルに移住したばかりのゴッホの手紙の中では「空気の透明さと明るい色彩の効果のため僕には日本のように美しく見える」と記載されています。
どう表現していいかわかりませんが、日差しが本当にキラキラしています。
※日本に憧れアルルに移住したばかりのゴッホの手紙の中では「空気の透明さと明るい色彩の効果のため僕には日本のように美しく見える」と記載されています。
「アルル(Arles)」の町は本当にコンパクトなので、途中、ラマルティーヌ広場(ゴッホの黄色い家があったところ)やカヴァルリ門(城壁はローマ時代、門は中世)そして分岐点の「アマディユー・ピショの噴水(Fontaine Amédée Pichot)」を通り、円形競技場横の道に入るこの階段まではキャリーバックでゴロゴロ歩くことができて順調でした。
ホテル到着後は、荷物を置いて早速アルル散策、町の中心地「レピュプリック広場(Place de la Republique)」に向かいました。
【 Next 】レピュプリック広場(Place de la Republique)に続く
HAPPY TRAVELER: 人々が行き交い、活気がある町の中心地「レピュプリック広場(Place de la Republique)」 - アルル旅行
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2014年12月
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