やっと噴水を発見!!「シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)」の散歩 - バルセロナ・メルセ祭旅行
「シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)」は、今は市民の憩いの場所として賑わっていますが、スペイン継承戦争後(1714年)は、中央政権がバルセロナを監視するための当時ヨーロッパ最大の星形要塞として、後に軍の刑務所として使用、1869年にフアン・プリム将軍により解体されました。
1888年にはバルセロナ万博会場としても使用され、現在に至っています。
先日も「メルセ祭(La Mercè)」の会場として夜に訪れたのですが、未だ噴水を観たことがなく、今回3回目にしてやっと噴水を観ることができました。
メルセ祭(La Mercè)で賑わうバルセロナの旅行シリーズ
今回は「シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)」です。
シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)の前回の様子
HAPPY TRAVELER: 市民が憩い、踊る「シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)」の散策 - バルセロナ旅行
INDEX
1.凱旋門(Arc de Triunf)
「凱旋門(Arc de Triunf)」は「ジュゼップ・ビラセカ・イ・カザノバス(Josep Vilaseca i Casanovas)」の設計、1888年の万国博覧会の会場への入場口としてネオ・ムデハル様式で建築。
今回は「凱旋門(Arc de Triunf)」側から公園に向かいました。
ジュゼップ・ビラセカ・イ・カザノバス(Josep Vilaseca i Casanovas)の作品
・カサ・ブルーノクアドロス(Casa Bruno Quadros)
・カサ・ドロルス・カルム(Casa Dolors Calm)
・凱旋門(Arc de Triunf)
・カサ・ブルーノクアドロス(Casa Bruno Quadros)
・カサ・ドロルス・カルム(Casa Dolors Calm)
・凱旋門(Arc de Triunf)
角の彫刻は、Manuel Fuxà y Pere Carbonellによる作品「Famas」。
正面は、Josep Reynésによる彫刻「Barcelona recibiendo a las naciones (バルセロナは万博を歓迎するという意味)」。
アーチ上に並ぶ紋章は、一番上がバルセロの紋章、その他スペインの49州の紋章が飾られています。
凱旋門にいるコウモリの彫刻
大きな声で歌っていました。
きっと人前で歌うのが好きなのでしょうね。
2.パウ・クラリス(Pau Claris i Casademunt)の像
カタルーニャ自治政府の94代目の大統領であり、1941年にフランスの保護下でカタルーニャ共和国の独立を宣言した人です。
3回目の訪問にして初めてこの像の存在を知りました。
彫刻はRafael Atché i Ferréによって作成され1917年に設置されましたが、スペイン内戦の間は保存の為移動、1977年再度設置されたそうです。
3.「リュイス・クンパニィス通り(Passeig de Lluís Companys)」
相変わらずシャボン玉が飛んできました。
「メルセ祭(La Mercè)」の際は、ここで夜中の暗がりにも関わらずお酒を飲んでいる人がたくさんいました。
本日は健全な感じ。。
この通りの街灯も美しいです。
左に屋根だけ見える建物は、「バルセロナ高等裁判所(Palau de Justicia de Barcelona)」です。
4.オベリスク
前回訪れた時はこの辺りで大人の人達がダンスを踊っていました。
オベリスクの彫刻は、Manel Fuxàによるもの。
5.シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)正面入口
公園はJosep Fontsèreの指揮下の元設計されました。
5-1.モンタネール設計の「3匹のドラゴンのお城(Castell dels Tres Dragons)」
ネオ・ゴシック様式で「ドメネク・イ・モンタネール(Lluis Domènech i Montaner)」設計。
1888年のバルセロナ万博会場の中のカフェ・レストランとして建設。
建物はオランダを代表する建築家ヘンドリク・ペトルス・ベルラーヘ氏の代表作
「アムステルダム証券取引所」の影響を受けているようです。
Serafí Pitarraのコメディ「El Castell dels tres dragons」 が名前の由来のようです。
未だ修復工事中。 シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)入口右側にあります。
ドメネク・イ・モンタネール(Lluís Domènech i Montaner)の作品
・ サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)
2014年3月修復工事を終え一般公開
・ カサ・リェオ・モレラ(Casa Lleo i Morera)
2014年春から一般公開
・カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)
・アントニオ・タピエス美術館(Fundacio Antoni Tapies )
・ホテル・エスパーニャ(Hotel Espana)
※レストランFONDA ESPAÑA(フォンダ・エスパーニャ)
・副司教館(Casa de l'Arcadia)
※入口右側にある大理石のポストのデザイン
・3匹のドラゴンのお城(Castell dels Tres Dragons)
・カサ・フステル(Casa Fuster)
・ サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)
2014年3月修復工事を終え一般公開
・ カサ・リェオ・モレラ(Casa Lleo i Morera)
2014年春から一般公開
・カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)
・アントニオ・タピエス美術館(Fundacio Antoni Tapies )
・ホテル・エスパーニャ(Hotel Espana)
※レストランFONDA ESPAÑA(フォンダ・エスパーニャ)
・副司教館(Casa de l'Arcadia)
※入口右側にある大理石のポストのデザイン
・3匹のドラゴンのお城(Castell dels Tres Dragons)
・カサ・フステル(Casa Fuster)
「ドメネク・イ・モンタネール(LLUÍS DOMÈNECH I MONTANER)」の美しい建物リスト
カタルーニャ出身の建築家。
モデルニスモ期のバルセロナを中心に活動しました。
アムステルダム証券取引所
Web:https://beursvanberlage.com/
Web:https://beursvanberlage.com/
早く工事が終わって見学ができることを祈ってます!!
5-2.温室(Hivernacle)
「Josep Amargós i Samaranch」による設計。
近くには1883〜1884年にJosep Fontserèi Mestresによって設計された「パーゴラ(Umbracle)」もあります。
入口左側に行くと、こんなオブジェがあります。
水の音が聞こえたような。。
5-3.トレヴィの泉に影響を受けた「噴水」
やっと噴水が見えてきました。
ローマのトレヴィの泉に影響を受けてつくられた噴水周辺のデザインは、まだ当時(1888年)学生で無名だったガウディも参加。
この業績が「レイアール広場(Plaça Reial)の街灯」の依頼につながったようです。
完成に6年もかかったようですが、2010年に改装されたので綺麗です。
両側には階段が設置されており、せっかくなので、右回りで一周してみました。
レイアール広場(Plaça Reial)の街灯
HAPPY TRAVELER: ヤシの木が心地よく揺れる、19世紀の修道院を改造した「レイアール広場(Plaça Reial)」 - バルセロナ旅行
一番上には、四頭立ての二輪車に乗ったローマ神話の女神オーロラ(Aurora)の彫刻。
彫刻(草の生えた)を間近で観ることができるのでお勧めです。
楽しみに階段を登って行きました。
しかし、ここにいるのは
踊っている若者と屋根のあるいいところで寝ているお家のない人。。。
その間を遠慮がちに記念写真をとる観光客。。
せっかく登ってきたので、下を見下ろしてみると人が小さくみえます。
毛皮の顔。。
左側からみるとローマ神話の女神「オーロラ」がやっと見えました。
女神「オーロラ(ギリシャ神話のEosと同じ)」のことを調べると「バラ色の肌、ブロンドの美女」とのこと。
まあ彫刻はそんなことを一切無視した全身金色ですが、女性っぽいというのはわかります。
5-4.マンモスの石像
カタルーニャの地質学者、洞窟学者、作家であったNorbert Font i Saguéにより考案(実際の彫刻は、彫刻家Miquel Dalmau)。
「なんでここに。。」というのが正直な感想ですが、実物大で巨大です。
5-5.カタルーニャ州議会議事堂
中央には、カタルーニャ州議会議事堂があり、左は総督邸宅、右は礼拝堂です。
先日の「メルセ祭(La Mercè)」ではここにたくさん飲食のお店がありました。
メルセ祭(La Mercè)の様子
HAPPY TRAVELER: 【メルセ祭 La Mercè】シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)ー バルセロナ・メルセ祭旅行
5-6.「シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)」の芝生でゆったりするのもお勧めです!
芝生ではくつろぐ人々
遠くに「凱旋門(Arc de Triunf)」が見えます。
この公園、何度来てもゆったりとしていて落ち着きます。
ボルン地区からも近くて便利です。
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2015年9月
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