観光客でごった返す「ボケリア市場(La Boquería)=サン・ジュゼップ市場(Mercat de Sant Josep)」− バルセロナ・メルセ祭旅行
「ボケリア市場(La Boquería)」は、サン・ジュゼップ修道院の跡地に建ち、バルセロナで最も古い、有名な市場です。
300以上のお店が立ち並ぶ市場は、本日も観光客で賑わっています。
メルセ祭(La Mercè)で賑わうバルセロナの旅行シリーズ
今回は「ボケリア市場 =サン・ジュゼップ市場(Mercat de Sant Josep)」です。
ボケリア市場(La Boquería)前回の様子
HAPPY TRAVELER: 中世の柱が残る、バルセロナの台所・観光地「ボケリア市場(La Boquería) =サン・ジュゼップ市場(Mercat de Sant Josep)」 - バルセロナ旅行
「ボケリア市場(La Boquería)」はランブラス通り沿いにあります
「ランブラス通り(Las Ramblas)」は相変わらず、観光客であふれています。
ランブラス通り(La Rambla)とボケリア市場(La Boquería)
かつて「ランブラス通り(Las Ramblas)」は、小川でした。
その小川沿いに市壁が建てられ、この付近にはローマの主要街道と繋がる、市壁の門「ボケリア門(Portal de la Boqueria)」がありました。
周辺の農家が、市内の人を相手に野菜を売りに来て、自然と門付近の市壁に露店が立ち並んだというのも想像に難くないと思います。
かつて「ランブラス通り(Las Ramblas)」は、小川でした。
その小川沿いに市壁が建てられ、この付近にはローマの主要街道と繋がる、市壁の門「ボケリア門(Portal de la Boqueria)」がありました。
周辺の農家が、市内の人を相手に野菜を売りに来て、自然と門付近の市壁に露店が立ち並んだというのも想像に難くないと思います。
ボケリア市場(La Boquería)の正面
鉄の屋根は、Miquel de Bergueにより1914年に追加。
ボケリア市場(La Boquería)
「ボケリア市場(La Boquería)」は、1217年に肉を売るための青空市場として「ボケリア広場(Plaça Boqueria)」の辺りで始まりました。
1470年12月以降は豚市場、1794年までには小麦市場として(野菜も取り扱い)知られていましたが、公式には認められていませんでした。
その後、主として肉屋と魚屋を含めた市場の計画が持ち上がり、1836年に開業。
1840年3月19日に建築家「マス・ヴィラ(Mas Vilà)」のもと建設が始まり、その後、何度も変更され1853年に完成しました。
「ボケリア市場(La Boquería)」は、1217年に肉を売るための青空市場として「ボケリア広場(Plaça Boqueria)」の辺りで始まりました。
1470年12月以降は豚市場、1794年までには小麦市場として(野菜も取り扱い)知られていましたが、公式には認められていませんでした。
その後、主として肉屋と魚屋を含めた市場の計画が持ち上がり、1836年に開業。
1840年3月19日に建築家「マス・ヴィラ(Mas Vilà)」のもと建設が始まり、その後、何度も変更され1853年に完成しました。
鉄とガラスの看板は、何度観ても美しいです。
ボケリア市場(La Boquería)の案内図
初めてこの「場内図」の存在を知りました。
魚介を取り扱うお店が、市場の中央に丸く固まっているのは、地中海地域の市場の特徴とのことです。
入り口前にある生ハム屋さん。
生ハムやイベリアのソーセージなどもあります。
調べてみると、ここが「Reserva」 のボケリア市場のお店のようです。
Tocineria Marcos
Web:https://www.reservaiberica.com/
Web:https://www.reservaiberica.com/
「ラモン・カバウ(Ramón Cabau)」さんのレリーフ
ラモン・カバウ(Ramón Cabau)
1962年にレストラン「Agut d'Avinyó」をオープンし名声を得た地元の有名人。
毎日このボケリア市場(La Boquería)に、お店で使用する食材を買いに訪れていました。
残念ながら、その後お店の経営が行き詰まり廃業(1984年)。
廃業後も自分で育てた野菜を売りに、毎日ボケリア市場に通う日々。
そして1987年3月31日、いつものようにボケリア市場(La Boquería)に通い、顔見知りの友人たちに花を配り、コップいっぱいの水をもらった後、そのままボケリア市場(La Boquería)内で、シアン化合物を飲み自殺したそうです。
葬儀が行われた日の午前中、このボケリア市場(La Boquería)は静まり返り、人気がなかったとのこと。
1962年にレストラン「Agut d'Avinyó」をオープンし名声を得た地元の有名人。
毎日このボケリア市場(La Boquería)に、お店で使用する食材を買いに訪れていました。
残念ながら、その後お店の経営が行き詰まり廃業(1984年)。
廃業後も自分で育てた野菜を売りに、毎日ボケリア市場に通う日々。
そして1987年3月31日、いつものようにボケリア市場(La Boquería)に通い、顔見知りの友人たちに花を配り、コップいっぱいの水をもらった後、そのままボケリア市場(La Boquería)内で、シアン化合物を飲み自殺したそうです。
葬儀が行われた日の午前中、このボケリア市場(La Boquería)は静まり返り、人気がなかったとのこと。
こちらは、ボケリア市場(La Boquería)=サン・ジュゼップ市場(Mercat de Sant Josep)の看板の下部分にあるモザイク。
ボケリア市場(La Boquería)の中へ入ってみました
入り口付近には、天井に「Estrella Damm」の広告を兼ねた
屋根のようなものがあります。
果物屋さん
カットフルーツがたくさん。
こちらにはフルーツジュース
私が飲んだものは、ただの砂糖水のような。。
歩くのが面倒くさくなります。
前回、人がいなかったのが奇跡のようです。
チョコレート
色んなものから、デザインのインスピレーションを得たようです。。
相変わらず怪しげなお菓子もあります。
ボケリア市場(La Boquería)内にはバルもあります
バル・ボケリア(Bar Boqueria)
市場のバルでも、お店の内装にこだわっています。
こちらは、店内のライトが可愛らしいです。
市場内に数店舗ある生ハムのお店です。
Mas Gourmets
Web:http://www.masgourmets.com/
Web:http://www.masgourmets.com/
ボケリア市場(La Boquería)の中央には魚介売り場があります
新しい魚市場は、1911年にオープン。
海が近いので、魚介の宝庫でしょうね。
魚介を揚げたものが、手軽に食べられるようになっています。
活気のあるお店を通り、脇にそれると。。
活気のある市場とは対照的に、とっても静かです。
こんな細い通りでも、少しの段差があれば誰かが座っています。。
サン・ジュゼップ修道院の回廊
1835年7月、サン・ジュゼップ修道院が焼き討ちにあい焼失。
(当時、人口の急増により手狭になっていた市内では、広い土地を持つ宗教施設などが焼き討ちにあっていました。。。)
5年後の1840年、その地に「ボケリア市場(La Boquería)」が建てられたため、市場の周囲には、今でもサン・ジュゼップ修道院の回廊が残っています。
周囲にはこんな場所もあります
生ハム博物館(Jamón Experience)
「ランブラス通り(Las Ramblas)」を挟んで、斜め向かいにある「生ハム博物館(Jamón Experience)」は、ツアーと生ハムのテイスティング料金が込みの入場料(19ユーロ)を払い、生ハムについて学べるところらしいです。
よくよく見ると、生ハムチェーン店の「エンリケ トマス(Enrique Tomas)」が経営とのこと。
Jamón Experience
Web:http://www.jamonexperience.com/
Web:http://www.jamonexperience.com/
エンリケ トマス(Enrique Tomas)
HAPPY TRAVELER: ピ通りにあるチェーン店のハム専門店「エンリケ トマス(Enrique Tomas)」でボカディージョを堪能 - バルセロナ旅行
この後、ボケリア広場(Plaça Boqueria)に建つ、傘の家「カサ・ブルーノクアドロス(Casa Bruno Quadros)」に向かいました。
【 Next 】カサ・ブルーノクアドロス(Casa Bruno Quadros)に続く
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2015年9月
ボケリア市場 =サン・ジュゼップ市場(Mercat de Sant Josep)
Web: | http://www.boqueria.info/ |
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