太陽の光が注ぎこむ「サンタ・マリア・ダル・マル教会(La església de Santa Maria del Mar)」− バルセロナ・メルセ祭旅行
前回は、夜の訪問だった「サンタ・マリア・ダル・マル教会(La església de Santa Maria del Mar)」。
今回は念願通り、昼間に訪れてみました。
太陽の光が注ぎこむ明るい教会内に、前回とは全く違った印象をうけました。
メルセ祭(La Mercè)で賑わうバルセロナの旅行シリーズ
今回は「サンタ・マリア・ダル・マル教会(La església de Santa Maria del Mar)」です。
サンタ・マリア・ダル・マル教会(La església de Santa Maria del Mar) 前回の様子
HAPPY TRAVELER: スペイン内戦の痕跡が残る「サンタ・マリア・ダル・マル教会(La església de Santa Maria del Mar)」 - バルセロナ旅行
教会についての最初の記録は、998年からあるようですが、初期のキリスト教の教会の上に、1329〜1383年に港湾関係者や地域の人々によって作られたカタルーニャゴシック様式の教会です。
14世紀当時はこのあたりには海岸線がありました。
サンタ・マリア・ダル・マル教会の歴史(概要)
・1329年5月25日 モレラス門(Fossar de les Moreres側)に基礎石を置き工事開始。
※Ramon Despuigと建築家Berenguer de Montagutによって
・1360年 小礼拝堂や正面、側面の壁が完成。
・1383年11月3日 最後のキーストーンが設置
・1384年8月15日最初のミサを開催
・1379年 主要部分を焼く火災が発生。
・1428年 大地震で西側のバラ窓が破壊され、落下物により30名の死者が発生。
・1459年 フランボワイヤン様式のバラ窓が完成、翌年にステンド・グラスが追加。
・1923年 ピウス11世(Pius XI)により、 「小バジリカ=バシリカ・ミノール」(minor basilica)の称号を付与。
・1936年 (スペイン内戦)火災でバロック様式の祭壇が破壊。
・1967年 修復開始(〜90年代迄)
・1329年5月25日 モレラス門(Fossar de les Moreres側)に基礎石を置き工事開始。
※Ramon Despuigと建築家Berenguer de Montagutによって
・1360年 小礼拝堂や正面、側面の壁が完成。
・1383年11月3日 最後のキーストーンが設置
・1384年8月15日最初のミサを開催
・1379年 主要部分を焼く火災が発生。
・1428年 大地震で西側のバラ窓が破壊され、落下物により30名の死者が発生。
・1459年 フランボワイヤン様式のバラ窓が完成、翌年にステンド・グラスが追加。
・1923年 ピウス11世(Pius XI)により、 「小バジリカ=バシリカ・ミノール」(minor basilica)の称号を付与。
・1936年 (スペイン内戦)火災でバロック様式の祭壇が破壊。
・1967年 修復開始(〜90年代迄)
サンタ・マリア・ダル・マル教会(La església de Santa Maria del Mar)
八角形の塔が独特です。
北西の塔は1496年に完成、他は1902年迄完成しませんでした。
中央にはイエス・キリストそして、左右には聖母マリアと聖ヨハネの彫刻。
左右の壁龕には、聖ペテロとパウロがいます。
こちらは手元の彫刻が朽ちていて、鍵を持っているのかもわかりません。。
こちらが聖パウロと思います。。
サンタ・マリア・ダル・マル教会(La església de Santa Maria del Mar)の内部
内部に入ると、八角形の柱には装飾もなく、翼廊もないシンプルなつくりですが
これが逆に、美しいステンド・グラスを強調してくれます。
天井の煤汚れは「スペイン内戦」の火災時のもの。
天井までが、本当に高いです。
周囲にはたくさんのステンド・グラスがあります。
ステンド・グラスは、一部モザイクのような模様が綺麗です。
こちらにはカタルーニャの紋章があります。
暫く座ってみました。
天井には「馬に乗ったアルフォンス王」
ステンド・グラスの窓って、開放できる構造なんだと初めて知りました。
ステンド・グラス「最後の晩餐」
1711年完成、Francesc Saladrigasによる作品。
有名なこちらのステンド・グラスも下部分は、大胆に開放してあります。
側廊の小さな礼拝堂
ステンド・グラスが連なる側廊には、小さな礼拝堂があります。
バラ窓
入り口を振り返るとバラ窓。
1428年の大地震では、西側のバラ窓が破壊され、死傷者もでました。
1459年にフランボワイヤン様式の窓が完成し、翌年にステンド・グラスが追加されました。
中央には、聖母マリア。
Pere JoanとAndreu Escuderによる作品ですが、
ガラス自体はフランスのトゥールーズでAntoni Lunyiによって制作。
こちらには、たくさんのロウソクが供えてありました。
主祭壇
イエス様を抱えた聖母マリア様の彫刻。
手前には、船があります。
1936年の火災で、バロック様式の祭壇が破壊されました。
礼拝堂(capella del Santíssim)
1832〜1834年に建築家Francesc Vilaによる設計。
1609年に最初の礼拝堂が建てられ、1790年には増築されました。
フレデリック・マレー(Frederic Marès)のレリーフ
礼拝堂(capella del Santíssim)の横にある、キリストの埋葬(救済)の様子を表したレリーフは、フレデリック・マレー(Frederic Marès)の作品。
レリーフの前の床には、このような墓石(?)が、あります。
こちらのステンド・グラスは、抽象的なデザインです。
こうみても、本当にシンプルなつくり。
こちらのみ、上に通路があります。
こちらの小礼拝堂は少し変わっていて、
両脇に彫刻がありました。
こちらと
こちら。。
ステンド・グラスを覆うほど巨大な礼拝堂です。
カタルーニャ・ゴシック特有の八角形の塔が、
夜はライトアップで一段と美しくなります。
こちらは、サンタ・マリア・ダル・マル教会(La església de Santa Maria del Mar)の中から見える景色。
この後、2014年にスペインでベストクロワッサンに選ばれたお店「ラ チョコラテリーア バイ オリオル バラゲル(La Xocolateria by Oriol Balaguer)に向かいました。
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2015年9月
サンタ・マリア・ダル・マル教会(La església de Santa Maria del Mar)
Web: | http://www.santamariadelmarbarcelona.org/ |
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