世界の金融の中心 シティを散歩 − ロンドン旅行
今回は、シティの金融街の散歩です。
「バンク駅(Bank station)」の周囲には、魅力的な建物がたくさんあるので散歩してみました。
EU離脱前!? グローバル都市をゆったり歩くロンドン旅行シリーズ
今回は「シティの金融街の散歩」 です。
オフィス、高級ショップ、レストランが入るショッピングモール「旧王立取引所(The Royal Exchange)」
シティは、この「旧王立取引所(The Royal Exchange)」を中心に素敵な建物ばかりでした。
「ロンドン市長(Lord Mayor of London)」の官邸
「パッラーディオ様式(Palladian)」の「ロンドン市長(Lord Mayor of London)」の官邸。
18世紀半ばまで、市長は仕事に自宅や「ギルドホール(Guildhall)」を利用していたそうです。
マンションハウス(Mansion House)
Web:こちら。
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1666年のロンドン大火(The Great Fire of London)の後「マンションハウス(Mansion House)」の建設案が浮上し、最終的に1758年に建設が完了しましたが、その後、何度も改修されました。
1694年に設立の英国の中央銀行
1694年に設立の英国の中央銀行。
設立から最初の40年間は賃貸の建物を使用していたそうですが、1734年にここ「スレッドニードル・ストリート(Threadneedle Street)」に移転、その後100年間で規模を拡大しました。
1828年には「ジョン・ソーン(Sir John Soane)」による設計、1925年〜1939年には、「ハーバート・ベイカー(Sir Herbert Baker)」による設計で、一部(外壁)は「ジョン・ソーン(Sir John Soane)」設計部分を残したまま、地上7階建に建て替えられました。
「スレッドニードル・ストリート(Threadneedle Street)」に面した場所にあるので、「スレッドニードル通りの老婦人(‘Old Lady’ of Threadneedle Street)」とも呼ばれるそうです。
Bank of England Museum
Web:こちら。
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正面には「チャールズ・ウィーラー(Charles Wheeler)」の彫刻があります。
中央のアーチに隣接するのは(柱を支えていないけど、、)女性達の彫刻「カリアティデス(Karyatides)」と、それを見つめる男性達の彫刻「アトランテス(atlantes)」。
男女混合の彫刻は、初めてみました。
アメリカ人作家(後に英国に帰化)。
実はここ道路の真ん中です。
何故、こんな所に。。
オフィス、高級ショップ、レストランが入るショッピングモール「旧王立取引所(The Royal Exchange)」
現在は、オフィス、高級ショップ、レストランが入るショッピングモールになっています。
16世紀にThomas Greshamによって設立、正式は1571年1月23日、エリザベス女王1世によりロイヤルの称号を受け開設されました。
しかしながらマナーの悪い、株式仲買人は「王立取引所(The Royal Exchange)」に入ることができず「Jonathan's Coffee-House」のような近隣のカフェで取引をしていました。
最初の建物は、1666年の「ロンドン大火(The Great Fire of London)」よって破壊。
2番目の建物は、「エドワード・ジャーマン(Edward Jarman)」によって設計されましたが、1838年1月10日焼失、現存する3番目の建物は「ウィリアム・タイト(William Tait)」による設計、 2001年には建築家「Aukett Fitzroy Robinson」によって大規模な改装が行われました。
取引所前の広場には、1844年に設置された「ウェリントン公爵(Duke of Wellington)」像があります。
1815年の「ワーテルローの戦い(Battle of Waterloo)」で英国を勝利に導いた「ウェリントン公爵(Duke of Wellington)」は、「ウェリントン・アーチ(Wellington Arch)」でおなじみの人物です。
また、広場にはベンチが置いてあり、スーツの人達がたくさんいました。
せっかくなので、入ってみることにしました。
入り口の上
旧王立取引所(The Royal Exchange)の天井
内部に入ると、ガラス張りの天井が目の前に広がり、中庭を取り囲む4面構造になっています。
現在中庭にはカフェ「Royal Exchange Grand Café」があるため
係員から、天井の撮影はOKだけど、下は撮影しないようにとの説明がありました。
Royal Exchange Grand Café
Web:http://www.royalexchange-grandcafe.co.uk/
Web:http://www.royalexchange-grandcafe.co.uk/
周囲は高級なお店ばかり。。。
裏側の出入り口から「旧王立取引所(The Royal Exchange)」を出ました。
何故か、米国第16代大統領「エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)」の像を発見。
本当にスーツ姿の人ばかり。。。
「ガーキン(The Gherkin)」とも呼ばれる「30セント・メリー・アクス(30 St Mary Axe)」
奥にそびえ立つ建物は、2003年完成の「ガーキン(The Gherkin)」とも呼ばれる「30セント・メリー・アクス(30 St Mary Axe)」 。
手前は「セント・アンドリュー・アンダーシャフト教会(St Andrew Undershaft)」
12世紀以来この地に教会が存在しており、現在の建物は1532年に建設、1666年の「ロンドン大火(The Great Fire of London)」と第2次世界大戦中(1941年5月10日から11日にかけて)のドイツ軍による空爆「ロンドン大空襲(The Blitz)」の両方で生き延びた市の教会として貴重な建物です。
※英国の保存建造物 (Grade I listed building)に指定
左は「ロイズ(Lloyd's of London)」右は「ウイリス・ タワーズ・ワトソン(Willis Towers Watson)」
世界3位の英国保険ブローカー「Willis」と米国のコンサルティング会社「Towers Watson」が合併し、ウイリス・タワーズワトソン(Willis Towers Watson)となりました。
ウイリス・タワーズワトソン(Willis Towers Watson)
Web:https://www.willistowerswatson.com/ja-JP
Web:https://www.willistowerswatson.com/ja-JP
ロイズ(Lloyd's of London)
世界的な保険市場の建物。
パリの「ポンピドゥー・センター(Centre Georges-Pompidou)」の設計も行った「リチャード・ロジャース(Richard George Rogers)」が設計しました。
1688年頃に「エドワード・ロイド(Edward Lloyd)」さんが開いた「Lloyd's Coffee House」に、保険業者が集まり取引を行っていたことから、コーヒー・ハウスが無くなった現在でも「ロイズ(Lloyd's)」という名前が残っています。
ポンピドゥー・センター(Centre Georges-Pompidou)
HAPPY TRAVELER: チューブ型のエスカレーターが印象的な「ポンピドゥー・センター(Centre Georges-Pompidou)」 - パリ旅行
「ポンピドゥー・センター(Centre Georges-Pompidou)」は建物側面に伸びるチューブ型のエスカレーターが印象的ですが、こちらはエレベーターの箱が外壁を昇り降りするのが外から丸見えで、見ていて少し怖いです。
この後、ローマ時代のフォルム跡に建つ、美しい屋内市場「レドンホール・マーケット(Leadenhall Market)」に行きました。
【 Next 】レドンホール・マーケット(Leadenhall Market)に続く
HAPPY TRAVELER: ローマ時代のフォルム跡に建つ、美しい屋内市場「レドンホール・マーケット(Leadenhall Market)」 − ロンドン旅行
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2016年9月