地下にローマ時代の円形競技場跡が残る「ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)」 − ロンドン旅行

ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ロンドン|ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)

「ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)」は、1885年に「シティ・オブ・ロンドン(City of London)」のコレクションを公開するために建設されました。
1941年5月10日、世界大戦の空襲の火災で、ビクトリア朝のギャラリーがほぼ消失。
1985年に拡張工事が行われ、ローマ時代の城壁の中に位置するこの場所に「円形競技場(Roman Amphitheatre)」の遺跡が発見されため、「ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)」は1999年8月に、「円形競技場(Roman Amphitheatre)」は2002年に一般公開されました。
アルル、バルセロナに引き続き、地下の遺跡探索の様子です。

EU離脱前!? グローバル都市をゆったり歩くロンドン旅行シリーズ
今回は「ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)」 です。

ローマ時代の地下遺跡
アルル町を支える「ローマ時代の地下回廊 Les Cryptoportiques(le forum souterrain)」 王の広場(PLACA DEL REI)の地下に広がる遺跡「バルセロナ市歴史博物館(MUSEU D’HISTÒRIA DE LA CIUTAT)」


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)の外観

ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)の外観
入り口で、X線の検査機に荷物を通して入館します。
入場料は無料でした。


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)
1670年から現在に至るまでの作品が、常時250点展示されています。

中央下)赤髪の女性の絵は、ラファエル前派「ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(Dante Gabriel Rossetti)」の「ラ・ギルランダーダ(La Ghirlandata)」


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)
本来ならこちらも堪能したいのですが
目指す場所は。。


ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)
ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)
こちら
エレベーターか、階段で地下の遺跡に降りていくことができます。



ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)

ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)|ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)
地下に続く階段を降りると
ガラスの向こうに遺跡がみえてきました。


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)
こちらが出入り口、遺跡は地下8メートルのところにあります。
エレベータを使用すると、この階段を使用せずに遺跡に行くことができます(ガラスドア入った右側にエレベーターに続く通路があります。)。


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)
西暦43年頃ローマ人が、「ロンディアム(Londinum)」を建設。
最初の「円形競技場(Amphitheatre)」は、シンプルな木製構造として西暦70年に完成しました。
その後、2世紀初期には7,000人を収容できるものに変化し、公開処刑や剣闘士の戦闘など、公共のイベントに使用されました。
ローマ人が4世紀に撤退した後、「ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)」は解体され、多くは建設資材として利用されました。


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)
足元のガラス張りの下には


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)
木製の排水路が見えます。


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre)
これまでみた
ローマの「コロッセオ(Colosseo)」やアルルの「円形闘技場 L’Amphithéâtre(les arènes)」とは比べ物にならないですが、、
個人的には好きな空間でした。

アルルの円形闘技場 L’Amphithéâtre(les arènes)

ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)ローマ時代の円形競技場(Roman Amphitheatre) 
地下からは
先程覗いていた、ガラス張りの部分が見えました。


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)
ここからは「City of London Heritage Gallery」


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)
1666年に起きた「ロンドン大火(The Great Fire of London)」の3人の目撃証言が書かれたもの。


ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery) 
「The ‘Agas’ Map c.1561」
地図には、ロンドンの街を囲む城壁や、テムズ川に架かる唯一の橋「ロンドン橋(London Bridge)」などが描かれています。
「ロンドン橋(London Bridge)」は、西暦46年にローマ人によって建設され、1750年までは、ロンドン市内でテムズ川に架かる唯一の橋でした。

詳細の地図は以下で閲覧できます。

The Map of Early Modern London
Web:https://mapoflondon.uvic.ca/map.htm


ギルドホール(Guildhall)
ギルドホール(Guildhall)

この後、ローマ人が「ロンディアム(Londinum)」を建設した際の中心地「シティの金融街」を散歩しました。


【 Next 】シティの金融街の散歩に続く

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2016年9月

ギルドホール・アート・ギャラリー(Guildhall Art Gallery)

営業時間:月〜土曜日 10:00〜17:00
日曜日 12:00〜16:00
※その他休館日あり
Web:こちら
メモ:入場料は無料です。


地図