「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)①」 − ニューヨーク旅行
「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)」は、1870年に設立された世界最大級の美術館です。
美術館は天候に左右されない魅力的な場所なので、今回の旅行中で一番天候の悪い、雨の日の午前中に向かいました。
今回の旅の目的のひとつ、カバのウィリアム(のレプリカ)を連れて帰ることが、危うく失敗に終わりそうだったのですが、、、
春目前、まだ雪の残るニューヨークをふらっと観光シリーズ
今回は「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)①」 です。
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HAPPY TRAVELER: 「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)④」 − ニューヨーク旅行
以下は、見たい展示物と展示場所を予め確認して、ミュージアムショップでの買い物を含めて、約3時間程の滞在の様子。
まずは「ギリシャ・ローマ美術(Greek and Roman Art)」と「エジプト美術(Egyptian Art)」です。
※【展示場所】の番号は、メトロポリタン美術館のフロアマップの番号を表示しています。
1.「メトロポリタン美術館」の外観
入り口で、簡単な荷物のチェックがありました。
2.グレートホール(The Great Hall)
クロークで上着や荷物を預け、チケットブースでチケットを購入。
チケット購入時、係員の人から丁寧に「入場料は任意の額です。$25が推奨価格ですが、これより少額でもかまいません、いくらにしますか?」と説明をうけました。
チケットを購入すると、一部がシールになっており「左胸あたりに貼って下さい」と言われます。
【追記】入館料:2018年3月からは、ニューヨーク在住の方以外は、任意料金から定額料金になりました。
注意
※荷物は背負わずお持ち下さいと注意書きがあります。
※ペットボトルの水は持ち込めます(水以外の飲料と、食べ物は×)。
※ペットボトルの水は持ち込めます(水以外の飲料と、食べ物は×)。
入ってすぐにカウンター(上写真)があり、そこで館内図を貰いました。
日本語の館内図もあります。
3.ギリシャ・ローマ美術(Greek and Roman Art)
グレート・ホールからギリシャ・ローマ美術(Greek and Roman Art)【162】へ続く通路
2つのブロンズのヘルメットのうち1つです。
【展示場所】152
古代ギリシアのブロンズ像彫刻家「ポリュクレイトス(Polykleitos)」の作品のローマンコピー。
不思議なポーズと思っていましたが「額の周りに巻いた細い帯」両手で持っていると考えると納得できました。
【展示場所】153
柱に寄りかかり、右腕を頭に載せているポーズは、眠りまたは死を意味するポーズとされています。
ローマ 紀元前1〜2世紀
【展示場所】153
衣装のシワシワ感からローマンコピーでなく、ギリシア彫刻とされているそうです。
紀元前4世紀後半
【展示場所】153
【展示場所】160
3-1.アルテミス神殿の柱(Marble column from the Temple of Artemis at Sardis)
イオニア式の柱。
ギリシャ、ヘレニズム時代
紀元前300年頃
【展示場所】160
【展示場所】162
4.「ベスビオ火山」の噴火によって埋もれていたベットルーム
西暦79年のベスビオ火山の噴火によって埋もれていたベットルーム。
【展示場所】165
とても鮮やかな色合です。
「グレートホール(The Great Hall)」に戻ってきました。
ここから「エジプト美術(Egyptian Art)」の展示に向かいます。
紀元前1919〜1885年
5.エジプト美術(Egyptian Art)
5-1.お墓1基がまるごと展示「ペルネブの墓(Mastaba Tomb of Perneb)」
「ペルネブの墓(Mastaba Tomb of Perneb)」の前には、 尻尾を可愛く丸めたスフィンクスがいます。
【展示場所】100
国王の正装を担当した宮廷の役人「ペルネブ」のお墓です。
お墓1基がまるごと展示してあり、必見です。
紀元前2381年〜前2323年頃
中に入ることができます。
が、かなり狭いので、人が殺到します、気をつけてください。
他の人が左胸につけていた入館シールが、人の背中についていました。。
やはり皆横顔ですね。
偽扉(False doors)です。
偽扉(False doors)は、エジプトのお墓や神殿に設置され、死者は、この偽扉(False doors)を通って、死の世界からこの世に戻ることができると信じられていました。
大英博物館(British Museum)でも何点か単独の「偽扉(False doors)」は見学しましたが、お墓の構造体のひとつとして見るのは初めてだったので、嬉しかったです。
5-2.Name Panels from the Inner Wall of Senwosret I's Pyramid Complex Gallery
紀元前1961〜1917年
【展示場所】110
5-3.巨大な彫刻
【展示場所】111
【展示場所】111
右)Lower Part of a Statue
中央)Seated Statue of Hatshepsut
【展示場所】115
5-4.カノプスの壺(Canopic Jar of Princess Sithathoryunet - Qebehsenuef)
ホルスの4人の息子(4柱の小神)の頭部の形状をした、蓋を持つカノプス壷です。
紀元前1887〜1813年
【展示場所】111
5-5.お土産にもぴったり!「ウィリアム」という愛称のカバの像
初期、紀元前1981年〜前1885年頃
古代エジプトの人々はカバを尊んでいたそうです。
「大英博物館(British Museum)」や「ルーヴル美術館(Musée du Louvre)」にも同様にカバの像がありますが、ここ「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)」の像のみ、ウィリアムという愛称がついています。
そして今回の私の目的は、この像のレプリカを家に連れて帰ること!!です。
【展示場所】111
鮮やかな青い焼き物 「ファイアンス」製の小さなスフィンクスです。
【展示場所】119
ここにはミイラが数体あります。
【展示場所】112
紀元前1981–1802年
【展示場所】112
ホルムヘブは、ファラオになる前に将軍としてアヤ(Ay)とツタンカーメン(Tutankhamun)に仕えました。
【展示場所】121
6.エジプト政府から贈られた、紀元前15世紀の神殿「デンドゥール神殿」
ナイルをイメージした水の堀に囲まれた石の神殿は、紀元前15世紀にローマ皇帝アウグストゥスが建てた神殿。
アメリカ政府がヌビアの遺跡保護を支援した感謝のしるしとして、エジプト政府から贈られたものです。
神殿としては小型のようですが、神殿を構成する「門戸」「柱廊のある入口(プロナオス)」 「供物部屋」「至聖所」がすべて備わっています。
【展示場所】131
ここは手前から、見学することができます。
行列が出来ていました。
一番手前は「門戸」
柱廊のある「入口(プロナオス)」
柱廊のある「入口(プロナオス)」の左上端の彫刻
柱廊のある「入口(プロナオス)」の右上端の彫刻
柱廊のある「入口(プロナオス)」の右下端の彫刻
行列の先、 中央奥には「巫女の像(God's Wife Tagerem)」があります。
側面の彫刻。
先程の行列の先頭がみえます。
7.ハトシェプスト女王のスフィンクス(Sphinx of Hatshepsut)
「デンドゥール神殿(The Temple of Dendur)」の横にあります。
対の片割れは、カイロにあるそうです。
紀元前1473年〜前1458年頃
【展示場所】131
どうしてもスフィンクスの尻尾が気になるので、、
この後、「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)②」に続きます。
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2017年3月
メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)
開館時間: | 日〜木曜日:10:00〜17:30(17:15退館) 金・土曜日:10:00〜21:00(20:45退館) |
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Web: | http://www.metmuseum.org/ |
メモ: | 休館日:11月第4木曜日(感謝際) 12月25日、1月1日、5月第1月曜日 入場料は任意の額($25が推奨)です。 |