「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)②」− ニューヨーク旅行
「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)」は、1870年に設立された世界最大級の美術館です。
前回に引き続き、今回は「アメリカ美術(The American Wing)」「アモルの接吻で蘇るプシュケ(Cupid and Psyche)」「武器・甲冑(Arms and Armor)」の様子。
春目前、まだ雪の残るニューヨークをふらっと観光シリーズ
今回は「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)②」 です。
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※【展示場所】の番号は、メトロポリタン美術館のフロアマップの番号を表示しています。
1.アメリカ美術(The American Wing)
1-2.チャールズ・エンゲルハード・コート(The Charles Engelhard Court)
コートの北側には、かつて「ウォール・ストリート(Wall Street)」にあった、新古典主義建築の銀行の正面部分があります。
1-3.Diana
「オーガスタス・セイント・ゴーデンス(Augustus Saint-Gaudens)」の作品。
美術館内に彼の他の作品もありますが、観光地で一番目にしているのは、「セントラル・パーク(Central Park)」の入り口にある、「グランド・アーミー・プラザ(Grand Army Plaza)」の「ウィリアム・T・シャーマン(William T Sherman)」の像かもしれません。
セントラル・パーク(Central Park)
HAPPY TRAVELER: 「セントラル・パーク(Central Park)」 − ニューヨーク旅行
【展示場所】700
1-4.The Vine
ブロンズ像で有名な、彫刻家「Harriet Whitney Frishmuth」の作品。
【展示場所】700
1-5.Tomb Effigy of Elizabeth Boott Duveneck
「フランク・ドゥフェネク( Frank Duveneck)」の作品。
亡き妻の姿。
上のヤシの枝が、本物のようです。
3匹のカエルの口から、噴水が出ていて、可愛らしいです。
左)Frog Fountain 「ジャネット・スカッダー(Janet Scudder)」の作品。
右)Boy and Duck「フレデリック・ウィリアム・マクモニーズ(Frederick William MacMonnies」の作品。
【展示場所】700
1-6.Mourning Victory from the Melvin Memorial
「ダニエル・チェスター・フレンチ(Daniel Chester French)」の作品
フレンチは、ワシントンのリンカーン記念館の巨大なリンカーン大統領座像で有名な彫刻家。
【展示場所】700
1-7.死の天使と彫刻家(The Angel of Death and the Sculptor from the Milmore Memorial)
こちらも「ダニエル・チェスター・フレンチ(Daniel Chester French)」の作品。
実際のものは霊園に設置され、こちらは複製のために後年作成されたものだそうです。
若い彫刻家に死の天使が現れた様子。
天使は永遠の眠りを象徴する「ケシの花」を持っており、彫刻中の若者の手を止めさせようとしています。
【展示場所】700
1-8.ローレルトン・ホールの正面柱頭(Architectural Elements from Laurelton Hall)
「ルイス・カムフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)」の作品。
引き継いだ莫大な遺産の殆どをつぎ込んだ72万坪の豪邸「月桂樹の館=ローレルトン・ホール(Laurelton Hall)」の正面にあったもの(1957年に焼失)。
中には、同じくティファニーデザインのステント・グラス、 この両脇には、大きな彫刻があります。
【展示場所】701
ルイス・カムフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)
ティファニー創業者の息子であり、宝飾デザイナー、ガラス工芸家
ティファニー創業者の息子であり、宝飾デザイナー、ガラス工芸家
「ローレルトン・ホールの正面柱頭(Architectural Elements from Laurelton Hall)」の中に入りました。
【展示場所】701
「ルイス・カムフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)」デザイン。
【展示場所】701
1-9.Grapevine Panel
「ルイス・カムフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)」デザイン。
ティファニー・スタジオ(Tiffany Studios)制作
1902〜15年
【展示場所】701
1-10.Vanderbilt Mantelpiece
「オーガスタス・セイント・ゴーデンス(Augustus Saint-Gaudens)」の作品。
元々は、「グランド・セントラル駅(Grand Central Station)」で有名な鉄道王の孫「コーネリアス・ヴァンダービルト2世(Cornelius Vanderbilt II)」の家にあったそうです。
両脇には、2人のカリアティード(caryatid)、Amor(愛)とPax(平和)がいます。
【展示場所】700
1-11.秋景(Autumn Landscape)
1923〜24年
ティファニー・スタジオ(Tiffany Studios)制作
【展示場所】700
1-12.Garden Landscape
本物の水が流れています。
「ルイス・カムフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)」デザイン。
ティファニー・スタジオ(Tiffany Studios)制作
1905〜15年
【展示場所】700
1-13.Welcome: Stained Glass Window from the Mrs. George T. Bliss House, New York
いい場所に反射が、、、残念なのですが。
画家、ステント・グラス作家の「ジョン・ラファージ(John LaFarge)」の作品。
「ジョン・ラファージ(John LaFarge)」は、アメリカにおけるジャポニズムの火付け役と言われています。
【展示場所】700
1-14.実際に上ることができる「シカゴ証券取引所の階段(Staircase from Chicago Stock Exchange Building)」
「フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)」「ヘンリー・ホブソン・リチャードソン(Henry Hobson Richardson)」にならぶ、アメリカ建築の三大巨匠のひとり「ルイス・ヘンリー・サリヴァン(Louis Henry Sullivan)」の作品。
1871年の「シカゴ大火(Great Chicago Fire)」後の建設ブームで「超高層ビル(Skyscraper)」が建設され始め、そのひとつが1894年完成の「シカゴ証券取引所(Chicago Stock Exchange)」の建物でした。
この階段は「シカゴ証券取引所(Chicago Stock Exchange)」が1972年に解体された際に設置されたそうです。
【展示場所】701
幾何学的な形と自然な植物の形の組み合わせの装飾が印象的です。
素敵なことに、実際に階段として利用することができます。
3階分の階段がありました。
1-15.Faith and Hope
「ヘンリー・E・シャープ(Henry E. Sharp)」 の作品。
【展示場所】706
3階部分からの眺め。
このまますぐには降りず、【展示場所】614へ
【展示場所】705
2.ヨーロッパ絵画(European Paintings)
2-1.アモルの接吻で蘇るプシュケ(Cupid and Psyche)
「アントニオ・カノーヴァ(Antonio Canova)」の作品
大理石の彫刻は「ルーブル美術館(Musée du Louvre)」にあります。
これを鑑賞してまた1階へ降りました。
【展示場所】614
3.武器・甲冑(Arms and Armor)
雰囲気がガラッと変わりました。
周囲も甲冑ばかりで、あまり違いがわかりませんが、必死に探しました↓
【展示場所】371
3-1.カンバーランド3世伯爵、ジョージ・クリフォードの甲冑(Armor Garniture of George Clifford, Third Earl of Cumberland)
この甲冑は戦場とトーナメントの両用として武具師の巨匠「ジェイコブ・ハルダー(Jacob Halder)」の指導のもとにつくられたそうです。
「ジョージ・クリフォード(George Clifford)」は、女王エリザベス1世のお気に入りで、甲冑には、チューダー朝バラ、「ユリ(Fleur-de-lis)」そしてEの文字の入ったエリザベス女王の紋章がはいっています。
【展示場所】371
この後、「ヨーロッパ彫刻・装飾美術(European Sculpture and Decorative Arts)」「中世美術(Medieval Art)」「古代中近東美術(Ancient Near Eastern Art)」「ギリシャ・ローマ美術(Greek and Roman Art)」の様子。
「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)③」に続きます。
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2017年3月
メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)
開館時間: | 日〜木曜日:10:00〜17:30(17:15退館) 金・土曜日:10:00〜21:00(20:45退館) |
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Web: | http://www.metmuseum.org/ |
メモ: | 休館日:11月第4木曜日(感謝際) 12月25日、1月1日、5月第1月曜日 入場料は任意の額($25が推奨)です。 |