回廊の素敵な世界遺産「ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)」 − ポルトガル旅行
「ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)」は、ポルトガルの大航海時代を記念して建てられました。
修道院の最大の見どころは「回廊(Claustro)」ですが、併設する「サンタ・マリア教会(Igreja Santa Maria de Belém)」も素敵でした。
また「ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)」は、同じく世界遺産のマヌエル様式の美しい塔「ベレンの塔(Torre de Belém)」や「発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)」の近くにあり、そちらを見学した後にいってみました。
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今回は「ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)」 です。
ベレンの塔(Torre de Belém)
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ジェロニモス修道院の外観
手前が併設の「サンタ・マリア教会(Igreja Santa Maria de Belém)」です。
回廊は教会の奥に位置しています。
お勧めの見学コース!
- サンタ・マリア教会(無料)
- 周辺の施設
- Museu de Arte Popular
- ヴァスコ・ダ・ガマ庭園
- パステル・デ・ベレン(Pastéis de Belém)
※パステル・デ・ナタの有名店
サンタ・マリア教会の南門
「サンタ・マリア教会(Igreja Santa Maria de Belém)」の正門である南門は、 残念ながら工事中ですが、入ってみました。
サンタ・マリア教会
左の部分が先程の「南門」入り口です。
太陽の日差しが眩しい外とは違い、石造りの教会内は薄暗く、少しひんやりとしました。
中央礼拝堂の様子。
横にある副礼拝堂には、王家代々の棺が安置されているのですが、本日は辿り着けそうにないです。
中央礼拝堂の後方にある「キリストの生涯」を描いた祭壇画は「ローレンス・サルセード(Lourenço de Salzedo)」の作品。
天井は複雑な形をしていました。
教会の「聖歌隊席(Coro-alto)2階」の下部分は、少し天井が低くなっています。
※「聖歌隊席(Coro-alto)」には、1550年のPhilippe de Vriesの作品「磔刑のキリスト(Cristo Crucificado)」 があり、回廊から行くことができるそうですが、今回見逃してしまいました。
左にあるのは西門です。
ポルトガル最大の詩人「ルイス・デ・ カモンイス」の棺
ポルトガル最大の詩人と言われる「ルイス・デ・ カモンイス(Luís de Camões)」の棺の中央には、筆と竪琴のレリーフがあります。
「ヴァスコ・ダ・ガマ」の石棺
中央には「カラベル船(Caravel)」のレリーフがあります。
先程の石棺とともに彫刻家「コスタ・モタ・ティオ(Costa Motta)」の作品です。
西門・チケット購入
教会を出ました。
右が「サンタ・マリア教会(Igreja Santa Maria de Belém)」へ続く西門。
左奥が回廊へ続く、行列です。
残念ながら「リスボン・カード(無料で入場できる)」を持っていても、チケット購入待ちと同じ行列に並ぶ必要があります。
西門は、彫刻家「ニコラ・シャントレーヌ(Nicolau Chanterene)」によって1517年に建造されました。
門の右には「王妃マリア(Estátua orante de D. Maria)」左には「マヌエル1世(státua orante de D. Manuel I )」があります。
門の上のレリーフは、左)受胎告知、中央)キリストの誕生、右)東方三賢の拝礼です。
ここでは「ベレンの塔(Torre de Belém)」単体や「ジェローニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)」とのセットのチケットも販売されていました。
本日は遅い時間に訪問したので、行列も少なく、すぐに「リスボン・カード(無料で入場できる)」からチケットに交換できました。
回廊と売店へ続く階段
チケットに交換し「回廊(Claustro)」へ続く階段を上ります。
ここから階段→売店→「回廊(Claustro)」と続きます。
ジェロニモス修道院|2階回廊
回廊に出ました。
写真右側にある、1つ目の出入口から「サンタ・マリア教会(Igreja Santa Maria de Belém)」の「聖歌隊席(Coro-alto)2階」に行くことができるようです。
右側2つ目の出入口からは「サンタ・マリア教会(Igreja Santa Maria de Belém)」の中を通り、回廊の1階 へ出ることができます。
「マヌエル様式(estilo manuelin)」の美しい回廊です。
本日は本当に暑いので、バテバテです。。
ひんやりと冷たい回廊の床には、たくさんの人が座り込んでいました。
と私達も回廊で寛いでいたら、先程「ベレンの塔(Torre de Belém)」で出会ったアジア人の二人組に再会し「また会ったね!!」と挨拶しました。
同じ回廊が世界遺産になっているアルルの「サン・トロフィーム教会の回廊(Le Cloître saint –Trophime)」は、回廊の内側が彫刻づくしだったのに対し、ここは回廊の外側(中庭の方向)に向かって彫刻づくしなので、2階の回廊内を歩くと、想像より簡素な印象を持ちました。
ただ彫刻の数は「サン・トロフィーム教会の回廊(Le Cloître saint –Trophime)」と比較できない程多そうです。
サン・トロフィーム教会の回廊(Le Cloître saint –Trophime)
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突き出た彫刻は、背中に溝があり口の開いているカーゴイルと、
溝がなく、ただの彫刻にしか見えないものが交互にならんでいます。
先程の2つ目の出入口から、1階へ降りてみました。
途中「サンタ・マリア教会(Igreja Santa Maria de Belém)」の中を通ります。
ジェロニモス修道院|1階回廊
1階は柱のひとつひとつが2階と較べて重厚です。
中庭の芝生は、残念ながら立入禁止になっていました。
ジェロニモス修道院|食堂
回廊の途中に現れるのは、16世紀の「元食堂(Antigo Refeitório)」です。
食堂内は壁にアズレージョがあります。
食堂から回廊を眺めたところ。
ジェロニモス修道院|1階回廊
皆さん、回廊で休憩中。
1階にはトイレもあり、ゆったりできました。
周辺の施設
ここからは、周辺のご紹介です。Museu de Arte Popular
「ベレンの塔(Torre de Belém)」から「ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)」歩いて向かう際に 、偶然見つけましたが、時間がないので通り過ぎました。
ヴァスコ・ダ・ガマ庭園
こちらでもマーケットが開催されていました。
パステル・デ・ベレン|パステル・デ・ナタの有名店
有名で外せない「パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)」のお店があります。
「ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)」の修道女たちによって、18世紀以前に発明されたとか。。
パステル・デ・ベレン(Pastéis de Belém)
Web:http://pasteisdebelem.pt/
Web:http://pasteisdebelem.pt/
近くの「国立馬車博物館(Museu Nacional dos Coches)」で「Mercado do Fado」が開催されるようですね。
「ジェローニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)」の近くには路面電車の駅があるので本当に便利です。
翌朝は、「ガレット通り(Rua Garrett)」を散歩しました。
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2017年7月
ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)
Web: | http://www.mosteirojeronimos.gov.pt/ |
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