古代ローマの遺跡も見学!!リスボンで一番古い教会「リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)」 − ポルトガル旅行
「リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)」は、1147年から建設が始まったそうで、リスボンで一番古い教会です。
建物は、リスボン大地震の影響等を受け、 時代と共に様々な様式が混ざり合っており、ゴシック様式の回廊の中庭には、古代ローマ・イスラム・中世の遺跡が発掘されたりと、リスボンの歴史を感じられる興味深い場所でした。
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今回は「リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)」 です。
路面電車と大聖堂のリスボンらしい風景ですが、
正面壁には、大聖堂のイメージとはほと遠い
銃を構えるための「銃眼」があります(「ポルト大聖堂(Sé do Porto)」にもあり)、ポルトガルの歴史の深さを感じます。
ポルト大聖堂(Sé do Porto)
この後、内側から「バラ窓」を間近でみました。
入り口。
リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)|地図と料金
図の下側が先程の出入口です。
殆どが無料ですが、
2「回廊(Claustro)」と3「周歩廊の礼拝堂(Deambulatório e capelas absidais)」および「宝物館(Tesouro)」は、有料エリア(それぞれ2.5€、共通は4€)です。
2.3の入り口は同じですが、「宝物館(Tesouro)」の入り口のみ大聖堂に入って右側にあります。
1.身廊(Naves medievais)
2.回廊(Claustro)
3.周歩廊の礼拝堂(Deambulatório e capelas absidais)
4.聖具室(Sacristia Nova)
5.主祭壇 (Capela-mor)
※2階には「宝物館(Tesouro)」があります
2.回廊(Claustro)
3.周歩廊の礼拝堂(Deambulatório e capelas absidais)
4.聖具室(Sacristia Nova)
5.主祭壇 (Capela-mor)
※2階には「宝物館(Tesouro)」があります
身廊から眺めた様子。
窓がないので、ロマネスク様式の美しいアーチが一段と引き立ちます。
左右にパイプ・オルガン、左に説教台が見えます。
天井も美しいです。
振り返ると、バラ窓が見えます。
バラ窓のある場所には、後で有料の「宝物館(Tesouro)」から行くことができました。
ここの側廊は一対
ステンド・グラスもないので、簡素な印象です。
主祭壇の右側の翼廊です。
こちらにもバラ窓があります。
ステンド・グラスは、どちらもリスボンの守護神である「聖ヴィセンテ(São Vicente)」と「聖アントニオ(Santo António)」です。
「聖ヴィンセンテの栄光(Glorificação de São Vicente)」1781年
「ペドロ・アレクサンドリノ・デ・カルヴァーロ(Pedro Alexandrino de Carvalh)」の作品です。
「ペドロ・アレクサンドリノ・デ・カルヴァーロ(Pedro Alexandrino de Carvalh)」は、ガレット通り(Rua Garrett)にある教会「Basílica de Nossa Senhora dos Mártires」の天井画の作品もあります。
主祭壇の左側の翼廊です。
右側にもバラ窓はありますが、下にステンド・グラスはありません。
翼廊には絵画そして奥に礼拝堂。
「Capela do Santíssimo Sacramento」
大聖堂入り口左側の側廊には「ピエタ(Pieta)」が現れました。
ピエタの横奥にある礼拝堂は、中には入れないので、必死に覗いてみました。
ステンド・グラスの下には、絵画がありました。
ここには、14世紀の豪商である「バルトロメウ・ジョアネス(Bartolomeu Joanes)」のお墓があるとか、ここでしょうか。。
大聖堂の入り口から入って、左側にあります。
「ペンテコステの聖霊降臨(Descida do Pentecostes)」1780年
「ペドロ・アレクサンドリノ・デ・カルヴァーロ(Pedro Alexandrino de Carvalh)」の作品です。
有料ゾーン
ここから有料ゾーンです。
写真左側でチケットを買いました。
この先では「回廊(Claustro)」と「周歩廊の礼拝堂(Deambulatório e capelas absidais)」 の見学ができます。
まずは「周歩廊の礼拝堂(Deambulatório e capelas absidais)」から見学。
途中の出入口から「回廊(Claustro)」へ行くことができます。
ここには2つの石棺が置かれています。
アフォンソ4世の侍従「ロポ・フェルナンデス・パシェコ(Lopo Fernandes Pacheco)」は剣を持ち、足元には犬までいます。
妻の「マリア・ヴィリャロボス(María Villalobos)」は、本「livro de horas」を読んでいます。
まだまだ礼拝堂はありますが、
この左横に「回廊(Claustro)」に続くドアがあり、行ってみました。
回廊
回廊沿いにも、礼拝堂があります。
回廊沿いの礼拝堂は、とても古くて、見学者も少ないので、ちょっと心細くなります。
回廊は、地震と地震による火災の影響を受けたままのものと、真新しいものと混ざり合っているようです。
「回廊(Claustro)」から眺めた周歩廊
古代ローマ・イスラム・中世の遺跡
「回廊(Claustro)」の中庭には、古代ローマ・イスラム・中世の遺跡があります。
回廊はコの字型ですが、本来通路がない所も歩くことができます。
案内板。
ローマやアラブ時代のものが混在しているようです。
右上の方は、アラブ時代のものが多いようです。
歩行者通路を歩いてみました。
ゴシック様式の回廊の彫刻
右の石畳は「1世紀、ローマ時代の道と階段」
中央の石垣は「4世紀後半、道沿いにあるローマ時代の壁」
先程はあまり気にしなかったのですが、よくよく見ると歩行者通路を支えている場所が怖いです。
大聖堂内に戻りました。
ここからも有料ゾーンです。
大聖堂入り口から右の側廊にある受付で、先程購入したチケットを見せて、左横の階段から「宝物館(Tesouro)」に向かいます。
上部にある絵は「Cristo Salvador do Mundo」1778年
「ペドロ・アレクサンドリノ・デ・カルヴァーロ(Pedro Alexandrino de Carvalh)」の作品です。
ここから有料エリア、 階段を少し登ります。
最初に見える入り口が「バラ窓のある部屋」で入ってみました。
この先右側にあるのが 「聖具室(Sacristia Nova)」への入り口です。
大聖堂内が見下ろせる素敵な眺め。
こちらもいいのですが、後を振り返ると。。
バラ窓
バラ窓がありました。
ステンド・グラスには、キリストを中心に十二使徒が描かれています。
こちらは写真撮影禁止です。
またすぐ右横に、小さな階段がありました。
ガラス張りで外には出られませんが、とても良い景色です。
こちらは「宝物館(Tesouro)」からの眺め。
この後「宝物館」の有料ゾーンを出ました。
大聖堂の横を路面電車が通り過ぎていく風景が絵になります。
この後、お腹を空かせて近くのレストラン「レスタウランテ・アルペンドゥレ(Restaurante Alpendre)」に行ってみました。
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2017年7月
リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)
Web: | http://www.patriarcado-lisboa.pt/ |
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