メルボルン市の中心に位置する歴史ある大聖堂「セント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)」 − メルボルン旅行
「セント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)」は、メルボルン市の中心に位置し、2016年に125周年を迎えた歴史ある大聖堂です。
イギリス人建築家ウィリアム・バターフィールド(William Butterfield)によって設計され、彼の最後の傑作だと言われていますが、1884年にプロジェクトから脱退したため、最終的にはメルボルンを代表する建築家ジョセフ・リード(Joseph Reed)のもとで完成されました。
世界一住みやすい都市メルボルンで年越のカウントダウンシリーズ
今回は「セント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)」 です。
メルボルンには、この他にも80年以上の歳月をかけて建設された
国内最大のゴシック建築「セント・パトリック大聖堂(ST PATRICK'S CATHEDRAL)」があります。
セント・パトリック大聖堂(ST PATRICK'S CATHEDRAL)
HAPPY TRAVELER: 80年以上の歳月をかけて建設、国内最大のゴシック建築「セント・パトリック大聖堂(St Patrick's Cathedral)」− メルボルン旅行
1.セント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)の外観
「フリンダース・ストリート駅(Flinders Street Station)」から眺めたところ。
3つの塔が目立ちます。
フリンダース・ストリート駅(Flinders Street Station)
HAPPY TRAVELER: メルボルンを代表する建物「フリンダース・ストリート駅(Flinders Street Station)」 − メルボルン旅行
大聖堂の正面。
こちらは夜の様子。
2.セント・ポール大聖堂の地図
3.写真を撮影するには申告と支払いが必要です
聖堂内は入場料は無料ですが、写真撮影には料金を支払う必要があり、
支払うと写真のレシートを左胸につける必要があります。
4.セント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)の内部
身廊からの眺め。
縞模様が独特的ですね。
祭壇のも気になりますが、まずは振り返って、入り口の方から。
4-1.拝廊(Narthex)
こちらは、教会の入り口やロビーにあたる「拝廊(Narthex)」。
入り口のドアのガラスに描かれた閃光は、聖ポールがダマスカスへ行く途中にキリストが現れ、キリスト教に回心した出来事「パウロの回心」を表現しています。
閃光の周囲には、4人の福音史家がそれぞれのシンボルで描かれています。
マルコは、翼を持ったライオンの姿。
ヨハネは、鷲の姿。
ルカは、翼を持った雄牛の姿。
マタイは、翼を持った人(天使)の姿。
4-2.側廊
側廊には、長い椅子があります。
壁には美しい色のタイル。
床のタイルも「ウィリアム・バターフィールド(William Butterfield)」のオリジナルだとか。
教会に入ると、ついつい上を見上げてしまいますが、この教会は様々な模様のタイルも必見です。
4-3.内陣(Chancel)
祭壇と背障。
上を見上げると、
美しい天井は木製、「カリー(Karri)」という種類の木が使用されているそうです。
中央に見える明かり窓は、25枚のガラスパネルでできており、2006年に設置されました。
祭壇と背障は、イギリス南西部のデボンシャーの大理石と雪花石膏、ベネチアングラスのモザイクで作られているそうです。
上のステンドグラス
「イエスの死の場面」と「最後の晩餐」が描かれています。
4-4.昇天の礼拝堂(Chapel of the Ascension)
内陣の両側には、礼拝堂があります。
こちらは、キリストの昇天の様子を描いた祭壇画が特徴です。
4-5.Macartney Chapel
こちらは先程の礼拝堂とは違う雰囲気。
礼拝堂の名前は最初の首席司祭に因んでいるそうです。
右側には「グローリア・ペトヤ(Gloria Petyarre)」の作品「Bush Medicine Leaves」が飾られています。
4-6.パイプ・オルガン(Pipe Organ)
英国のオルガン製造者「T C Lewis & Co」によって制作(1891年)されたパイプ・オルガンです。
とても美しいですね。
1990年に同じく英国の「ハリソン&ハリソン(Harrison & Harrison)」によって修復されたそうです。
4−7.Cathedra(司教座)
司教座も素敵ですが、床のタイルも素敵です。
4-8.真鍮の聖書台(Brass Lectern)
聖書台は真鍮、しかも鷲。
4−9.Chapel of Unity
側廊にある「Chapel of Unity(写真右)」は、教皇ヨハネ・パウロが1986年に訪問したこと記念した場所で、ロウソクに火を灯すことができます。
4-10.洗礼盤(Baptismal Fonts)
こちらは、大聖堂が最初に建設されたときに設置された洗礼盤。
花崗岩でできています。
4-11.洗礼用のプール(Baptism pool)
こちらは司教「Field Flowers Goe」を記念して1912年に作られました。
大聖堂の前には、キッチンカーが停まっており、皆さんご飯を食べていました。
大聖堂の横には、芝生の広場があり、昼間は沢山の人が寛いでいます。
広場には、19世紀初頭にオーストラリア大陸を初めて周航し「オーストラリア」という名前を普及させたことでも知られるイギリス探検家「マシュー・フリンダーズ(Matthew Flinders)」の彫刻があります。
イギリス探検家「マシュー・フリンダーズ」の彫刻
大聖堂の前の大通り「フリンダース通り(Flinders Street)」や駅「フリンダース・ストリート駅(Flinders Street Station)」も彼の名前に因んでいるそうです。
折しも今年(2019年1月25日)、1840年代から行方不明になっていた「マシュー・フリンダーズ(Matthew Flinders)」の遺体がロンドン市内の工事現場で見つかったと発表されました。
この後、空港に移動し日本に帰る様子「日本航空 JL774(メルボルン国際空港ー成田国際空港)」に続きます。
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2019年1月
セント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)
Web: | https://cathedral.org.au/ |
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