メルボルンの美しい建物 − メルボルン旅行
メルボルンの街を歩くと、世界で最も裕福な都市だったゴールドラッシュの間に完成した美しい建物がたくさんありました。
世界一住みやすい都市メルボルンで年越のカウントダウンシリーズ
今回は「メルボルンの美しい建物」 です。
1.5つの美しい建物が並ぶコリンズ・ストリート
1-1.インターコンチネンタル・メルボルン・ザ・リアルト
「コリンズ・ストリート(Collins Street)」には、5つのビクトリア時代の建物が並ぶオススメの場所があります。
うち2つは、メルボルンが世界で最も裕福な都市だったゴールドラッシュの間に完成した歴史的建物を使用したホテルです。
2つの建物はそれぞれに1899年に建てられており
右は、「リチャード・スペート・ジュニア(Richard Speight Jr.)」の設計で、ネオゴシック様式の「リアルト・ビル(Rialto Building)」。
左は、建築家「ウィリアム・ピット(William Pitt)」の設計でロマネスク様式の「ウィンフィールド・ビル(Winfield Building)」です。
インターコンチネンタル・メルボルン・ザ・リアルト(InterContinental Melbourne The Rialto)
Web:https://www.melbourne.intercontinental.com/
Web:https://www.melbourne.intercontinental.com/
リチャード・スペート・ジュニア(Richard Speight Jr.)の作品
・ビクトリア・アーティスト・ソサエティ(Victorian Artists Society)
・リアルト・ビル(Rialto Building)
・ビクトリア・アーティスト・ソサエティ(Victorian Artists Society)
・リアルト・ビル(Rialto Building)
2つの建物の間ぼ元々の路地(マーケット・レーン )だった場所は、現在アトリウムになっており、当時のままブルーストーンの敷石が敷かれたレストランとして使用されているようです。
右奥に見える近代的なビル、通称「リアルト・タワー」は、1986年に建築されました。
実はこのホテルの左側に並ぶ3つの建物群「オールダーフリート・ビル群(Olderfleet buildings)」も素敵だったのですが、現在は工事中でした。
3つのうちの1つ「オールダーフリート・ビル(Olderfleet building)」も「ウィリアム・ピット(William Pitt)」の設計です。
Olderfleet buildings
Web:https://olderfleet.mirvac.com/
Web:https://olderfleet.mirvac.com/
1-2.リアルト・ビルディング(Rialto Building)
「リアルト・タワー」の下の広場もガラスの屋根がついたアトリウムになっています。
彫刻家「マイケル・メーサーロシュ(Michael Meszaros)」の作品「再会の家族(The Reuniting Family)」は、イタリアやその他の国からオーストラリアにやって来た移民を記念してつくられたそうです。
移民の人々は、父親が現地での生活の基盤を築くため先に移住し、その後数ヶ月あるいは数年後に家族を呼び寄せることが多く、ようやく到着した父親と家族との再会の様子を再現したものです。
マイケル・メーサーロシュ(Michael Meszaros)
Web:https://meszarossculptor.com/
Web:https://meszarossculptor.com/
1-3.旧ニュージーランド・ローン・アンド・マーカンタイル・カンパニー
オーモンドとバランタイン建築事務所(Oakden and Ballantyne)の設計で、1909年から1910年に建てられました。
赤レンガの壁の建物が、花崗岩の上に建てられています。
1-4.旧ナショナル・ミューチャル・ビル(Former National Mutual Building)
この建物は、2回にわけて建築されたそうです。
最初は、Robert Gamlinの設計で1930年に完成。
2回目のゴシック・リバイバル様式は、設計会社Wright, Reed & Beaverによるものです。
その後、1983年に改装され、暫くの間「ニュージーランド・オーストラリア銀行(Bank of New Zealand Australia)」の本店でした。
1-5.ANZ銀行博物館(The ANZ Banking Museum)
通りを偶然歩いている素敵な建物が目の前に、思わず見入ってしまいました。
ここは、1887年にイングランド生まれの建築家「ウィリアム・ウォーデル(William Wardell)」の設計です。
ウィリアム・ウォーデル(William Wardell)の作品
・ANZ銀行博物館(The ANZ Banking Museum)
・セント・パトリック大聖堂(St Patrick's Cathedral)
・ANZ銀行博物館(The ANZ Banking Museum)
・セント・パトリック大聖堂(St Patrick's Cathedral)
本来は博物館なので、営業時間内(月〜金曜日で祝日を除く 10:00〜15:00)であれば、無料で中に入ることが可能です。
残念ながら、営業時間が過ぎていたので、今回は見学を諦めました。
ANZ銀行博物館(The ANZ Banking Museum
Web:https://shareholder.anz.com/our-company/banking-museum
Web:https://shareholder.anz.com/our-company/banking-museum
この窓から覗くと、館内の照明で照らされた美しい天井や柱がちょっと見えました。
ホールはヴェネチアン・ゴシック様式で建てられており、豪華な装飾が施されているそうです。
また、銀行博物館には、紙幣や硬貨、歴史的な銀行用具、銃器、金採鉱用具、制服などが展示され、オーストラリアの銀行の歴史を学ぶことができるとか。
2.フリンダーズ・レーン(Flinders Lean)
2-1.ミルトン・ハウス(Milton House)
メルボルンでは、珍しいアールヌーボー様式の建物は、赤レンガで作られており
とても目立ちました。
1901年完成で「Sydney Smith & Ogg」の設計です。
3.スプリング・ストリート(Spring Street)
3-1.旧財務省ビル(The Old Treasury Building)
19歳の建築家であるジョン・ジェームズ・クラークによって1857年に作成された。
3-2.ホテル・ウィンザー(The Hotel Windsor)
メルボルンにある高級ホテルです。
ホテル・ウィンザー(The Hotel Windsor)
Web:https://www.thehotelwindsor.com.au/
Web:https://www.thehotelwindsor.com.au/
3-3.州議事堂(Parliament House)
3-4.プリンセス劇場(Princess Theatre)
1854年完成、オーストラリアで最も古い劇場です。
中のステンド・グラスが綺麗そうですね。
4.スワンソン・ストリート(Swanston Street)
4-1.マンチェスターユニティービルディング(Manchester Unity Building)
建築家「マルクス・バーロウ(Marcus Barlow)」による設計で、1932年に建てられました。
右にみえる白い建物「Century Building」も同じ建築家の設計です。
上の見上げると、フライング・バットレスがありゴシック様式のようです。
彫刻も一部が欠けているようですね。
ここには、メルボルン初のエスカレーターが設置されています。
実は「メルボルン市庁舎(Melbourne Town Hall)」の向かいにあります。
4-2.メルボルン市庁舎(Melbourne Town Hall)
フィッツロイ(Fitzroy)周辺
フィッツロイ(Fitzroy)周辺は、晴れた日と曇りの日に、2度散歩しました。
遠くからでも存在感のある建物は「リチャード・スペート・ジュニア(Richard Speight Jr.)」の設計で1892年に完成。
ビクトリア・アーティスト・ソサエティ(Victorian Artists Society)
Web:https://victorianartistssociety.com.au/
リチャード・スペート・ジュニア(Richard Speight Jr.)の作品
・ビクトリア・アーティスト・ソサエティ(Victorian Artists Society)
・リアルト・ビル(Rialto Building)
・ビクトリア・アーティスト・ソサエティ(Victorian Artists Society)
・リアルト・ビル(Rialto Building)
その他
フォーラム劇場(Forum Theatre)
元は「State Theatre」という名前だったそうです。
たくさんの劇場を設計している「ジョン・エバーソン(John Eberson)」の設計で、1929年に建てられました。
フォーラム劇場(Forum Theatre)
Web:https://forummelbourne.com.au/
Web:https://forummelbourne.com.au/
イスラム風の塔「ミナレット(Minaret)」には時計もあり、美しい色ですが、修繕が必要のようですね。。
旧中央郵便局(The General Post Office)
現在はH&Mなどが入るショッピングセンターになっているそうです。
「クロエ(Chloé)」があることで有名なパブ
ここは1861年に「Princes Bridge Hotel」としてオープンしました。
1875年にホテルを引き継いだHenry Figsby YoungとThomas Joshua Jacksonにより「Young and Jackson Hotel」と名前を変更したそうです。
Young and Jackson Hotel
Web:https://www.youngandjacksons.com.au/
Web:https://www.youngandjacksons.com.au/
パブの建物にある名前はそのままのようですね。
ここは、1875年にフランス人の画家「ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル(Jules Joseph Lefebvre)」によって描かれた「クロエ(Chloé)」があることで有名です。
「クロエ(Chloé)」は、メルボルンの偶像であり、オーストラリア海軍の航空母艦「HMAS Melbourne」のマスコットでもあるそうです。
こちらは「サザン・クロス駅(Southern Cross Station)」の正面にある 1917年に完成した建物「The Mail Exchange Hotel 」です。
ジョン・スミス・マードック(John Smith Murdoch)による設計で、かつては「中央郵便局」だったりと、郵便物を取り扱っていたので、地下部分では「サザン・クロス駅(Southern Cross Station)」につながっているそうです。
この場所は、ヴィクトリアで最初の測量総長であり、メルボルンの碁盤目状の道路区画の名前「ホドル・グリッド(Hoddle Grid)」の由来にもなった「ロバート・ホドル(Robert Hoddle)」が1837年にここの土地を取得し、1881年に亡くなるまで住んでいたそうです。
The Mail Exchange Hotel
Web:https://mailexchangehotel.com.au/
Web:https://mailexchangehotel.com.au/
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2019年1月
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