屋上階からの眺めもお勧め!「ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)」− ニューヨーク旅行
「ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)」は、「ガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニー(Gertrude Vanderbilt Whitney)」によって1931年に設立された美術館です。
2度目のニューヨークでブルワリーとワイナリー三昧!シリーズ
今回は「ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)」 です。
「ガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニー(Gertrude Vanderbilt Whitney)」といえば、アメリカ史上最も裕福な人物の一人、「グランド・セントラル駅(Grand Central Station)」で有名な鉄道王「コーネリアス・ヴァンダービルト(Cornelius Vanderbilt)」のひ孫にあたります。
「ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)」は、屋上階からの眺めが楽しいです。
美術館ですが、ここは晴天日に訪問されることを強くお勧めします!
美術館ですが、ここは晴天日に訪問されることを強くお勧めします!
INDEX
1.ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)の外観
右側にあるのは「ハイライン(High Line)」です。
左が美術館の建物。
これはイタリア出身の世界的建築家「レンゾ・ピアノ(Renzo Piano)」による設計です。
「レンゾ・ピアノ(Renzo Piano)」は、この他に銀座の「メゾン・エルメス銀座」やパリの「ポンピドゥー・センター(Centre Georges-Pompidou)」やロンドンの「ザ・シャード(The Shard)」などを手掛けています。
ハイライン(High Line)
街の風景を楽しみながら、、高架鉄道跡を散歩「ハイライン(High Line)」
手荷物検査を受けて、上の階から見学します。
この日は、2年に一度の展覧会「ホイットニー・ビエンナーレ(Whitney Biennial)」の開催前の準備期間で6・5・3階は閉鎖中、なので1・8・7階のみの見学になります。
【1階】ミュージアムショップ
1階には素敵なミュージアムショップがあります。
【8階】The Studio Cafe
エレベーターで登ってすぐに、カフェがあります。
ガラス窓から入る光で、とても明るいです。
【8階】Spilling Over: Painting Color in the 1960s
2019年3月29日〜8月18日迄開催された展示です。
1960年代から1970年代初頭にかけて、彩度の高い絵画を集めています。
写真は「ケネス・ノーランド(Kenneth Noland)」の作品「New Day」1967
「ヨゼフ・アルバース(Josef Albers)」の作品「Homage to the Square: "Wait"」1967
「エマ・エイモス(Emma Amos)」の作品「Baby」1966
エマ・エイモス(Emma Amos)
Web:http://emmaamos.com/
Web:http://emmaamos.com/
「リチャード・アヌシキェヴィチ(Richard Anuszkiewicz)」の作品「The Fourth of the Three」1963
「リチャード・アヌシキェヴィチ(Richard Anuszkiewicz)」は、1953年から1955年までイェール大学で「ヨゼフ・アルバース(Josef Albers)」に師事していたそうです。
リチャード・アヌシキェヴィチ(Richard Anuszkiewicz)
Web:http://www.richardanuszkiewicz.com/
Web:http://www.richardanuszkiewicz.com/
イギリス連邦加盟国の一つであるガイアナ共和国生まれの画家「フランク・ボウリング(Frank Bowling)」の作品「Dan Johnson's Surprise」1969
中央は「ヘレン・フランケンサーラー(Helen Frankenthaler)」の作品「Orange Mood」1966
彼女も「ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)」のように、キャンバスを床に直接置き、上からブラシを使わずにペイントを注いで描いたそうです。
「サム・ギリアム(Sam Gilliam)」の作品「Bow Form Construction」1968
「マルシア・ハフィフ(Marcia Hafif)」の作品「72., March 1965」1965
1915年キューバ生まれ「カルメン・エレーラ(Carmen Herrera)」の作品「Blanco y Verde」1959
ニューヨークのブルックリン生まれ「アレックス・カッツ(Alex Katz)」の作品「Edwin, Blue Series」1965
アレックス・カッツ(Alex Katz)
Web:https://www.alexkatz.com/
Web:https://www.alexkatz.com/
お昼頃になると、館内は人が激減しました。
まるで貸切状態。
「エルズワース・ケリー(Ellsworth Kelly)」の作品「Blue Green Red」1964
「モーリス・ルイス(Morris Louis)」の作品「Gamma Delta」1959-60
「アルバン・ラビング(Alvin Loving)」の作品「Septehedron 34」 1970
「ロバート・リード(Robert Reed)」の作品「Plum Nellie, Sea Stone」
「ミリアム・シャピロ(Miriam Schapiro)」の作品「Jigsaw」1969
「フランク・ステラ(Frank Stella)」の作品「Gran Cairo」1962
「ボブ・トンプソン(Bob Thompson)」の作品「Triumph of Bacchus」1964
「ケイ・ウォーキングスティック(Kay WalkingStick)」の作品「April Contemplating May」1972
【8階】Outdoor Terrace
こちらは7階からの眺め
外階段を使って8階と6階を行き来できます。
8階からの眺め
8階からの眺め
6階の「Outdoor Gallery」では、「ホイットニー・ビエンナーレ(Whitney Biennial)」の準備中。
こちらは「ハイライン(High Line)」を跨ぐホテル「ザ・スタンダード・ハイライン(THE STANDARD HIGH LINE)」。
緑の続くところが「ハイライン(High Line)」です。
【7階】Where We Are: Selections from the Whitney’s Collection, 1900–1960
「フローリン・ステットハイマー(Florine Stettheimer)」の作品
「フローリン・ステットハイマー(Florine Stettheimer)」の作品「New York/Liberty」1918–1919
とても可愛らしい絵に惹かれました。
「ジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johns)」の作品
「ジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johns)」の作品「Three Flags」1958
国旗を25%ずつ縮小したものを3つ並べています。
「ジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johns)」の作品「Two Maps」1965
「アリス・ニール(Alice Neel)」の作品「Pat Whalen」1935
ロシア生まれのアメリカの画家「ラファエル・ソイヤー(Raphael Soyer)」の作品「Office Girls」1936
「ジョージ・トゥーカー(George Tooker)」の作品「The Subway」1950
見ている者を不安な気持ちにさせる絵です。
「フランク・ステラ(Frank Stella)」の作品「Die Fahne Hoch!」1959
左は写真家「ウォーカー・エバンス(Walker Evans)」の作品「Coney Island Beach」1930
「チャールズ・オールストン(Charles Henry Alston)」の作品「The Family」1955
ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)
1928年にNYで最初に個展を開いたアフリカン・アメリカン「アーチボルド・ジョン・モトリー・ジュニア(Archibald J. Motley Jr)」の作品「Gettin’ Religion」1948
当時の人々の生き生きとした感じが伝わってきます。
洗礼の様子を描いた「ジョン・スチュアート・カレー(John Steuart Curry)」の作品「Baptism in Kansas」1928
この絵は「ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)」の創設者である「ガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニー(Gertrude Vanderbilt Whitney)」に気に入られ、1931年に購入したそうです。
アルメニア出身のアメリカの画家「アーシル・ゴーキー(Arshile Gorky)」の作品「The Artist with His Mother」
シンプルな題名ですが、画家は1919年の14歳の頃に「アルメニア人虐殺」で母親が餓死するのを目にし、その後、先に移住していた父の住むアメリカに渡りました。
1912年、画家が当時8歳のときに撮影された「自分と母親の写真」に出会い、この絵が描かれたようです。
とても不思議な絵でしばらく立ち止まって眺めてしまいます。
Time誌のポートレートカバーで最もよく知られている、オーストリア生まれのアメリカの画家兼グラフィックデザイナー「ヘンリー・コーナー(Henry Koerner)」の作品「Mirror of Life」1946
「ビューフォード・ディレイニー(Beauford Delaney)」の作品「Untitled」1948
「エルシー・ドリッグス(Elsie Driggs)」の作品「Pittsburgh」1927
「チャールズ・デムス(Charles Demuth)」の作品「Buildings, Lancaster」1930
こちらも「チャールズ・デムス(Charles Demuth)」の作品「My Egypt」1927
画家の故郷ペンシルベニア州ランカスターにある「John W. Eshelman & Sons」の穀物エレベーターを描いています。
ニューヨークの労働者階級の人々を描いた「アイザック・ソイアー(Isaac Soyer)」の作品「Employment Agency」1937
「レジナルド・マーシュ(Reginald Marsh)」の作品「Death Avenue」1927
「トマス・ハート・ベントン(Thomas Hart Benton)」の作品「Poker Night(from A Streetcar Named Desire)」1948
「サミュエル・ウッド・ゲイラー(Samuel Wood Gaylor)」の作品「H.E.F. Auction」1931
20世紀アメリカ絵画を代表する画家「エドワード・ホッパー(Edward Hopper)」の作品
20世紀アメリカ絵画を代表する画家「エドワード・ホッパー(Edward Hopper)」の作品「Early Sunday Morning」
「エドワード・ホッパー(Edward Hopper)」の作品
右から「Seven A.M.」1948
「Cape Cod Sunset」1934
「Railroad Crossing」1922–1923
「エドワード・ホッパー(Edward Hopper)」の作品 「A Woman in the Sun」1961
この人物のモデルは彼の他の絵画に登場した多くの女性と同じように、妻「ジョゼフィーン・ニヴィソン・ホッパー(Josephine Nivison Hopper)」だそうです。
「エドワード・ホッパー(Edward Hopper)」の作品「Railroad Sunset」1929
20世紀のアメリカを代表する女性画家「ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe)」の作品
20世紀のアメリカを代表する女性画家「ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe)」の作品「夏の日(Summer Days)」1936年。
「ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe)」の作品「Music, Pink and Blue No. 2」1918
「クリフォード・スティル(Clyfford Still)」の作品「Untitled」1956
イタリア生まれ「ジョセフ・ステラ(Joseph Stella)」の作品「ブルックリン橋(The Brooklyn Bridge: Variation on an Old Theme)」1939
ブルックリン橋を歩いて渡った時の感じ、ケーブル、石積、街並み、夜景などがとてもおしゃれに描かれていいます。
「バーネット・ニューマン(Barnett Newman)」の作品「Day One」
「ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein)」の作品
「ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein)」の作品「Bathroom」1961
一般的に知られているイメージとは違う印象の「ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein)」の作品ですが、これはこれでシンプルですね。
「アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)」の作品
「アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)」の作品「$199 Television」1961
一般的に広く知られている、カラフルな作品でなくても素敵ですね。
遠目にみても特徴のある「マーク・ロスコ(Mark Rothko)」の作品「Four Darks in Red」1958
この後、久々に「ハイライン(High Line)」に行ってみました。
【 Next 】ハイライン(High Line)に続く
春を感じる高架鉄道跡の散歩「ハイライン(HIGH LINE)」
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2019年5月
ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art
Web: | https://whitney.org/ |
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